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清水港にアカカミアリ 有毒の外来種、静岡県が公表

8/2(水) 12:26配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 静岡県は2日、清水港で毒を持つ外来種のアリ「アカカミアリ」が7月28日に17匹、同31日に3匹確認されたと公表した。県ふじのくに地球環境史ミュージアムを通して専門機関に同定を依頼し、8月1日にアカカミアリと判定された。県内でアカカミアリが確認されたのは初めて。

 アカカミアリは7月28日午後4時半ごろ、港湾作業員が同港内の倉庫前に置いたコンテナ内で発見した。コンテナは同13日にタイのバンコクを出港し、同国レムチャバン、中国・香港、韓国・釜山を経由して同27日に清水港袖師第1埠頭(ふとう)に着岸したという。作業員は殺虫剤で駆除後、県清水港管理局に連絡した。同管理局が31日に専門家と現地調査したところ、同コンテナ周辺で3匹を発見。県はコンテナ内や周辺に殺虫餌などを設置し、防除に向け対応した。

 アカカミアリは体長3~8ミリ。北米南部・中南米原産で特定外来生物に指定されている。南米原産の強毒アリ「ヒアリ」よりも毒性は弱いとされる。刺されると激しい痛みを伴うという。

 名古屋港や東京港の大井ふ頭などでヒアリが発見された中、6~7月にかけて東京港の青海ふ頭や茨城県常陸太田市、名古屋港など全国各地でアカカミアリが確認された。

 ヒアリについては環境省と国土交通省が、中国などからの定期コンテナ航路がある全国68港湾で生息調査に着手。県内では8月中に清水港と御前崎港で予定されているという。

静岡新聞社