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3人、態勢づくり加速 3日で告示まで1カ月 いわき市長選

8/2(水) 12:32配信

福島民報

 任期満了に伴ういわき市長選は9月3日の告示まで3日で1カ月となる。再選を目指す現職清水敏男氏(53)=無所属=、元職渡辺敬夫氏(71)=無所属=、新人宇佐美登氏(50)=無所属=の3人が立候補を表明し、選挙戦に向けた態勢づくりを加速させている。
 清水氏は「医(医療)・職(雇用)、住(住居)」の向上など5つの施策を重点項目に打ち出した。東日本大震災からの復旧、子育て支援の充実など1期目の実績を強調する一方、2020年東京五輪・パラリンピックを見据えたスポーツ振興など市民目線の政策を訴える。
 公務の合間に各地で市政報告会を重ね、後援会の拡大に努める。市内の平、常磐などに後援会事務所を置き、市議会第二会派・清政会の支援を得て支持基盤の強化を目指す。
 渡辺氏は幼稚園・保育所の無償化、総合磐城共立病院建設事業の透明化などを公約に掲げ、幅広い層への浸透を目指す。震災と東京電力福島第一原発事故発生時の市長として除染や土地区画整理事業などを軌道に乗せた実績を前面に出し、県議時代に築いた県とのつながりや人脈もアピールする。
 平を拠点に各地に後援会事務所や連絡所を設けた。市議会最大会派・志帥会の支援を受け、2013(平成25)年の前回選挙の雪辱を期す。
 宇佐美氏は地域医療と福祉政策を争点に市政刷新を訴える。地域活性化の視点に立ったスポーツ振興や子どもの健全育成に向けた教育施設の拡充などの施策を掲げ、女性や子ども、高齢者、障害者を応援する政策に全力で取り組む決意を示す。
 東京都生まれで、衆院議員を務めた経験を持つ。震災と原発事故発生後に拠点をいわき市に移した。前回選挙後、後援会の拡大に努めてきた。後援会に地区担当を設け、草の根の活動で支持拡大を目指す。
 自民党いわき総支部は清水氏の推薦を決めた一方、自民系市議会会派の清政会と志帥会は清水氏、渡辺氏をそれぞれ支援しており、市長選は前回同様、自民系の分裂選挙となる情勢だ。民進党県第5区総支部は自主投票とした。結論を出していない政党、団体もある。
 市長選は9月10日に投開票される。6月1日現在の有権者数は27万7970人(男13万5828人、女14万2142人)。

福島民報社

最終更新:8/2(水) 12:39
福島民報