ここから本文です

短期集中で10kg減量も!? 伊勢谷友介の”驚異的”な実写再現力

8/2(水) 12:02配信

dmenu映画

浮世離れしたビジュアル、人間業とは思えないアクション……「実写化はさすがに無理だろう」と思われてきた漫画キャラクターの様々な側面を高い完成度で再現してきた驚異のカメレオン俳優、伊勢谷友介。その役作りの裏には、映画制作に対する並々ならぬ情熱、不可能を可能にしようと奮闘する不屈の精神、血の滲むような努力がありました。

【画像】「カッコいい男」を語る伊勢谷友介

これまで伊勢谷が演じてきた数々の漫画キャラクターの中でも、再現へのこだわりが特に凄まじい4つの役を取り上げて、彼の役者魂に迫ります。

壮絶な食事制限の果てに達成した大幅減量

伊勢谷の役作りのストイックさを物語るエピソードとしてまず挙げたいのが、映画『あしたのジョー』(2011年)で、主人公ジョーのライバル・力石徹を演じるにあたって臨んだ「過酷な減量」。

階級を下げてジョーとの闘いに挑む力石を再現するために、伊勢谷は過激な食事制限を耐え抜きました。映画の完成報告会見で伊勢谷本人が語った話によると、減量中、キウイとレモン一個ずつを口にすることは許されており、「キウイをいかに食べ応えがあるようにカットするか」ということに思案を巡らせたそうです。水を求めるシーンでは、リアリティを追究し、数日前からほぼ呑まず食わずで撮影に臨んだといいます。

そのような尋常ではない食事制限に加え、筋力トレーニングやサウナでの発汗に励んだ伊勢谷は見事、ごく短期間で10kgもの減量を成功させ、目標体重の57kgで計量シーンの撮影に挑みました。なんとその際の体脂肪率はたったの3%だったとか……

過度のダイエットのために、精神的に余裕がなくなったり、肉体の火照りや痺れを覚えたりと、心や身体への影響も少なからずあったようですが、いずれの困難にもめげずに、役者としての使命を全うした伊勢谷の執念には脱帽です。

満身創痍でも妥協を許さぬ不屈のメンタリティー

伊勢谷の役作りにかける熱い思いは、『るろうに剣心 京都大火編』(2014年)、『るろうに剣心 伝説の最期編』(2014年)で、主人公・緋村剣心に敵対心を抱く凄腕の剣士、四乃森蒼紫を演じた際の殺陣にもよく表れています。

本作に関するインタビューで伊勢谷本人が語った話によると、アクションシーンの撮影の度に小さな怪我を負うことは珍しくなく、肉体への負担が増せば増すほど、精神的にも追い込まれたそうです。「伝説の最期編」における剣心との対決シーンの撮影時には、足場の悪い山中で400手もの複雑な動きをこなす中、肩も腰も限界点に達し、膝には水が溜まってしまったとか。しかし、スタッフ陣の熱意に応えるには、「役者も本気にならなければいけない」と身体や精神に鞭を打ち、クオリティの高い殺陣の撮影に心血を注いだといいます。

「根本的に役者として、一度役に乗ったらそこから降りるつもりは全くない。中略折れるわけにはいかないんです」という伊勢谷の言葉には、与えられた役に対する彼の責任感の強さが溢れ出ています。

1/2ページ

最終更新:8/2(水) 12:02
dmenu映画