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釧路湿原に外来種植樹 北海道鶴居村がニセアカシア600本 生態系を侵す恐れ

8/2(水) 7:00配信

北海道新聞

天然記念物指定地域の近く 村「認識が甘かった」

 北海道鶴居村が釧路湿原国立公園内の村有地に、国の「生態系被害防止外来種」に選定されているニセアカシア600本を植樹していたことが分かった。植樹場所は湿原中心部の天然記念物指定地域の近くで、環境省は「生態系を侵す恐れがある」として村に原状回復を要請した。村は「認識が甘かった」として原状回復に向けた検討を始めた。

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 ニセアカシアは北米原産のマメ科の落葉樹。繁殖力が強く、草地で増えやすい。ミツバチが蜂蜜をつくるために蜜を集める「蜜源植物」として知られる。

 村は6月11日、森林整備の一環として、ヨシ原が広がる湿原の天然記念物指定地域から300メートルほど離れた丘陵地に樹齢2~3年のニセアカシアを植えた。村によると、潮風が当たる痩せた土地のため、長年木が育たなかった草地で、過去にもシラカバやミズナラを植えたが枯れたという。

環境省「対策は抜くしかない」

 村はニセアカシアを選んだ理由について「繁殖力が強く根付く可能性が高い。村内の養蜂業を盛り上げることにもつながる」といい、外来生物法で栽培などが規制される特定外来生物ではないことから「問題ないと判断した」と説明する。

 環境省釧路自然環境事務所は「現場周辺は外来種の駆除が進む場所。国立公園30周年の節目であり残念。対策は抜くしかない」と強調する。

北海道新聞社

最終更新:8/2(水) 7:00
北海道新聞