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【ラグビー】 サクラフィフティーンは30人。加藤あかり、小林ちひろ、バックアップの思い。

8/2(水) 11:47配信

ラグビーリパブリック(ラグビーマガジン)

 大きなスーツケースを運ぶ選手たちが30人いた。
 女子ワールドカップを戦うため、8月1日にアイルランドに向けて出発したサクラフィフティーン(女子日本代表)。7月30日の代表メンバー発表記者会見で有水剛志ヘッドコーチが名前を読み上げたのは28人だ。バックアップメンバーのWTB加藤あかり(Rugirl-7)、PR/HO小林ちひろ(RKU龍ヶ崎)も仲間と一緒だったから、30の魂が飛び立った。加藤、小林のふたりは、「いつ出番が回ってきてもいいように最高の準備をしておきたい」と気丈だった。

決戦の地へ。齊藤聖奈主将引っ張るサクラフィフティーン、アイルランドへ出発。

 ワールドカップメンバーの28人が選手たちに伝えられたのは、和歌山(7月24日~29日)でおこなわれた合宿中。加藤と小林にとっては辛い瞬間だった。
 大会は、フランス、アイルランド、オーストラリアと戦うプールマッチが中3日でおこなわれ、オーストラリア戦の4日後から順位決定戦が中3日で2試合。そんなハードスケジュールだから、チームは、メンバー28名確定の前も後も30人で戦い抜く姿勢を変えていない。ピッチに立つ者はうしろに控える仲間を信じて死力を尽くし、サポートする者たちは、いつでも飛び出せる準備をし続ける。
 加藤は「怪我人が出ないことがいちばんですが、もし機会がまわってきたら自分の仕事をやる」と決意を口にした。小林も「チームもキャプテンも(28人のメンバーかどうかなど関係なく)全員で戦うと言ってくれているので、もし出られたなら、セットプレーやブレイクダウンで前に出てチームに貢献したい」と話した。

 一丸になって戦う。
 仲間の作ってくれるそんな空気に、ふたりはメンバー入りがならなかった後も変わらず、周囲との時間を過ごした。しかし報道陣を前にしたメンバー発表記者会見時に控え室にいるとき、加藤は感じた。
「別なんだ、と実感したんです。チームの一員として、そこ(記者会見場)には立てないんだなって」
 現実は受け止めるしかない。その上で、あらためて「チームの一員としての責任と自覚を持って行ってきます」と話した。

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