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ボッタスが語る、”ハミルトンのチームプレイ”を実現した、メルセデス内の信頼関係

8/2(水) 8:33配信

motorsport.com 日本版

 今季からメルセデスに加入し、ハミルトンのパートナーとなったボッタスは、シーズン開幕時よりもチームとの一体感が高まっていると語る。そしてハンガリーGPでの一件は、このプロセスのひとつのステップだったと考えている。

【写真】ハミルトンに順位を譲られ、3位でチェッカーを受けるボッタス

「僕はこのチームで11戦を戦った。最初の数レースと比べて、間違いなくチームの一員になれたように感じる」

 そうボッタスは語る。

「ルイスとのチームメイトとしての関係も、本当に良い感じだ」

「(ハンガリーGPでのポジション変更は)チームメイトを信頼し、尊敬している時にだけできる、完璧な例だった」

「チームは今日のようなことを試みるために、両方のドライバーを信頼することができるんだ」

 ボッタスはレース終盤に向けペースが上がらず、レッドブルのマックス・フェルスタッペンに迫られていた。そのため、順位の入れ替えられないことを心配していたという。

「残り2周というところで、僕はチームに『いつ順位を入れ替えるつもりなの?』と尋ねだんだ」

「チームは僕に対し、マックスとのギャップを築く必要があり、そうすれば最後にそれ(順位の入れ替え)をやるだろうと言った。結果、僕らは最終的にそうしたんだ。僕はチームを信頼していた。彼らは最初に言ったんだ。まず彼を行かせて、彼がそれ(フェラーリのキミ・ライコネンを攻略すること)をやり遂げることができなければ、順位を戻すとね。チームがそういうことを言った時には、実際にそうしてくれるんだ」

「マックスは新しいタイヤを履いて、僕からそう遠くないところにいた。だからそれ(順位の入れ替え)をさらに難しくしたんだ。でも、最終的にやり遂げることができた。本当に嬉しいよ」

「ルイスにとって最終ラップで表彰台を諦めるということは、簡単なことじゃなかった。それは”取引”の一種だったけど、本当にそれを尊重したんだ。すべてのチームメイトが、それを守るわけではないと思う。だから今回の出来事は、ルイスが本当のチームプレイヤーであることを示していると思う」

「チームとしては、順位を入れ替えることで最大の結果を得ようとした。でも、残念ながら何も得ることができなかった。でも、僕らは試してみたんだ。それは正しいことだったと思う」

 ハンガリーGPのレース終盤、ボッタスはトップ3台のマシンに追いつくことができなかったが、その主な原因は周回遅れのマシンにあったと信じている。

「2台のフェラーリとルイスは、一団となって走っていた。(周回遅れの)誰かが彼らを前に行かせると、その3台は全車簡単に抜いていくことができる」

「僕はそこから少し遅れていたので、彼ら(周回遅れのドライバー)は僕の前に1周半くらいの間とどまることになった」

「このコースはリズムがとても重要だし、そのリズムを失ってしまうのはとても簡単だ。そして、周回遅れのマシンを抜くためにラインを外れ、マーブル(タイヤかす)の上を走る必要があれば、タイヤを綺麗にするまでにほぼ1周を必要とする」

「それが僕に起きていた問題だった。普通の状況なら、僕とルイスのペースの違いは、ほとんどなかったと思う」

Adam Cooper