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日軽エムシーアルミ、中国子会社がフル操業続く

8/2(水) 6:05配信

鉄鋼新聞

 【上海=遊佐鉄平】アルミ二次合金大手の日軽エムシーアルミ(社長・朝来野修一氏)の中国現地法人である日軽商菱アルミ業(昆山)は高操業が続いている。中国の自動車生産が拡大基調を歩む中で日系自動車メーカーからの二次合金の引き合いが活発化。また電子機器向けの開発合金や、独ラインフェルデン社のライセンス合金の需要が堅調に推移している。昨秋以降はほぼフル操業が続いており、今後は付加価値の高い製品へ販売構成を切り替えて収益性を高めていく方針だ。

 日軽商菱は三菱商事とアルミホイール大手のエンケイによって1995年に設立された二次合金メーカーで、現在は日軽エムシーアルミが85%、エンケイが15%出資。エンケイ向けの自動車用ホイール用合金や、自社開発合金、独ラインフェルデン社のライセンス合金などを製造し、主に現地の日系自動車関連ユーザーに製品を販売している。
 同社の生産能力は月4200トン。エンケイや電子機器向け販売が堅調に推移している中で、昨秋からは日系、欧米系自動車メーカーからの引き合いが強まり稼働率はフル状態に達した。
 今後についても「中国の自動車生産が伸びている中で、足元のユーザーからの引き合いを考えると今期はこのレベルが続く可能性が高い」(坂裕一郎董事)との見通しだ。
 同社はこの数年、汎用品種であるADC12などの生産比率を下げる一方で、自社開発合金やラインフェルデンの合金に生産をシフトしている。今後もローカル二次合金メーカーが追随できない高付加価値合金に生産を集中することで、フル稼働を維持しながら収益性を高めていく方針だ。

最終更新:8/2(水) 6:05
鉄鋼新聞