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空母「ジェラルド・R・フォード」就役、40年ぶりの最新鋭空母の実力は?

8/2(水) 21:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

トランプ大統領は7月22日(現地時間)、空母「ジェラルド・R・フォード」の就役式に出席し、約40年ぶりの就役となる最新鋭空母について、「世界に向けた10万トン級のメッセージだ」と述べた。

【全画像はこちら】ノーフォーク海軍基地での就役式で最新鋭空母「ジェラルド・R・フォード」の甲板に立つ海兵たち。同艦は、フォード級空母の1番艦となる。

ジェラルド・R・フォード(以下フォード)は、世界が羨望するアメリカ海軍のニミッツ級空母10隻に加わる。しかし、フォードはニミッツ級空母によく似ているが、アメリカ海軍が海での戦闘の未来像について、どう考えているかを示す重要な技術的進歩を遂げている。

ジェラルド・フォード大統領にちなんで命名された総工費129億ドル(約1兆4400億円)の巨艦は、建造予定の同級空母4隻のうちの、1番艦。アメリカが世界に誇る空母艦隊をフォードがどれほど進化させたのか見てみよう。

新型原子炉が生み出す巨大な電力

新しいフォード級空母は、ニミッツ級空母の3倍の電力を発生する最新の原子炉を搭載。この巨大な発電能力により、フォード級は、就役中に登場するであろう新たなテクノロジーを搭載可能だ。

つまり将来、フォード級は海軍が開発中のレールガンのようなエネルギー兵器を搭載できる。

電磁式カタパルト(EMALS)によるF-35の驚くほどスムーズな離陸

ニミッツ級空母は、FA-18や他の艦載機を射出するために精巧な蒸気カタパルトを搭載しているが、フォード級は巨大な発電能力を活用した電磁式カタパルト(EMALS)を搭載している。

EMALSはより重い艦載機を射出できるのみならず、負荷も小さく、機体の摩耗や劣化を抑えることができる。さらに、カタパルトの能力アップは、将来、新しい発想での機体設計を可能にするだろう。

蒸気カタパルトによる射出

新しい艦橋

新たなテクノロジーを採用することで、艦橋をより小さくし、さらに艦尾側に移動させることができた。

これにより、従来よりもスペース効率と艦載機へのアクセシビリティが向上し、メンテナンス時間や補給作業の改善が図れるようになる。

海軍は、これにより艦載機の稼働効率が33%向上すると見ている。

「艦載機が着陸すると、レースカーがピットに入るように戻ってきて、燃料補給、再装填ができる。実際にNASCARを参考にした」とジェラルド・R・フォードのジョン・F・マイヤー(John F. Meier)艦長は新設計について述べた。

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