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重版、続々と再入荷/直木賞作「月の満ち欠け」 作品舞台の八戸でも人気

8/2(水) 11:50配信

デーリー東北新聞社

 青森県八戸市が舞台の一部となった佐藤正午さんの直木賞受賞作「月の満ち欠け」(岩波書店)が重版され、市内の書店でも続々と再入荷されている。店頭では、八戸ゆかりの作品を多くの人に知ってもらおうと、特設コーナーを設けている。

 主人公は八戸出身で、生まれ変わりをモチーフに、究極の愛の物語を紡ぐ。担当編集者が八戸出身の坂本政謙さん(岩波書店編集局副部長)ということもあり、作中には「八戸駅」や「いちご煮」など、八戸に関わる内容が登場する。

 受賞直後から品薄の状態が続いていたが、7月下旬に8万部が重版された。

 伊吉書院西店では、受賞作やサイン色紙に加え、「アンダーリポート」など過去の作品を陳列。入荷し次第スペースを拡大する。安保貴司店長は「八戸に関する描写も多く、地元の人は特に入り込みやすい。佐藤さんの他の作品にも触れるきっかけになれば」と期待する。

 カネイリ番町店でも色紙展示と、専用スペースでPR。同店の担当者は「地域全体で盛り上げていきたい」と力を込める。
 木村書店の担当者は「物語そのものがとても面白い。地元の人に手にとってもらいたい」とし、ポップなどを付けて紹介していく構えだ。

 「パワープッシュ作家」企画として佐藤さんの作品を紹介している八戸ブックセンターでは、8月27日午後2時から、出版までのエピソードを踏まえて作品を読み解く読書会を行う。

 申し込み、問い合わせは八戸ブックセンター=電話0178(20)8368=へ。同センターホームページからも申し込みができる。

デーリー東北新聞社