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感染症で防大生が死亡 横須賀

8/2(水) 7:02配信

カナロコ by 神奈川新聞

 横須賀市は1日、防衛大学校の学生寮に住んでいた10代の男子学生が「侵襲性髄膜炎菌感染症」を発病し、7月25日に死亡した、と明らかにした。検査の結果、保菌者が学内に10人いたことも判明。ただ現時点で新たな発病者はおらず、市は「感染拡大の可能性は低い」としている。

 市健康づくり課によると、男子学生は7月19日夕に熱っぽさを感じ、翌日には高熱や紫斑などが出たため市内の医療機関を受診。そのまま入院したが死亡した。濃厚接触者は76人おり、このうち学校関係者は42人(学生27人、職員15人)で、保菌者の内訳は学生9人、職員1人。76人には発症を予防するため抗生物質を投与した。

 同課などによると、この感染症は血液や髄液といった本来は無菌環境の部位から髄膜炎菌が検出されるもので、潜伏期間は2~10日。発症は突発的で、症状は頭痛や発熱のほか点状出血や出血斑などがあり、重症化すると意識障害を起こすこともある。学生寮などで共同生活を行う10代にリスクが高いという。

 県健康危機管理課によると、2013年以降県内では13人が発病したが、死亡例はなかった。市は免疫が落ちないよう規則正しい生活をすることや、うがいや手洗いを徹底するよう呼び掛けている。