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大統領府「ビールミーティング」で明らかになった韓国経済の特徴

8/2(水) 7:30配信

ハンギョレ新聞

経済省庁長官、大企業最高経営者など 国内経済を率いる中核パワーは男性ばかり  スポーツ協会長、プロ野球球団オーナーなど 国内スポーツとも密接な関係者

 大統領府で27、28日に開かれた文在寅(ムン・ジェイン)大統領と企業家の「ビールミーティング」を見ると、韓国経済の特徴が見える。それはまさに男性とスポーツだ。

 2日間大統領府に集まった14人の大企業グループの最高経営者、企業トップと大韓商工会議所のパク・ヨンマン会長、オトゥギのハム・ヨンジュン会長はすべて男性だ。文在寅大統領と現政府の経済政策を担う陣営もすべて男性である。チャン・ハソン大統領府秘書室政策室長、キム・ドンヨン経済副首相兼企画財政部長官、ペク・ウンギュ産業通商資源部長官、キム・サンジョ公正取引委員長、チェ・ジョング金融委員長などすべて男性だ。大統領府の常春斎と本館で2回開かれた企業家との懇談会は全部、ネクタイを外した白いシャツの男性ばかりだった。

 文大統領が6人の女性長官を任命し、公約だった女性閣僚割合30%達成を目前に控えているのとは違い、韓国経済を率いる「核心パワー」には女性の姿は見られなかったということだ。

 もちろん、財閥トップ一家のうち、女性経営者が出ている場合もあるが、大手企業グループ全体を相続されるケースはまれだ。ホテル新羅のイ・ブジン社長など女性たちは、系列会社1社を経営するに止まる。ヒョン・ジョンウン現代グループ会長は、経営の失敗でグループが大企業集団指定から解除されもした。最近、女性家族部が売上高基準(金融保険業は営業利益)の国内500大企業の事業報告書を全数調査した結果、これらの企業の役員のうち、女性の数は昨年規準で406人であり、役員全体の2.7%に過ぎなかった。

 大手企業の懇談会のもう一つの特徴は“スポーツ”だ。文在寅大統領は、本格的な懇談会に入る前にスポーツ協会長を務めている大企業トップに自然に言葉をかけた。辛東彬(シン・ドンビン)ロッテグループ会長(スキー協会会長)とチョン・ウィソン現代自動車グループ副会長(アーチェリー協会会長)に韓国代表チームのオリンピックでのメダル獲得の見通しを聞いた。辛東彬会長は「(メダルの)色に関係なく、二つ程度を目標にしている」と答えた。

 文大統領はバレーボール連盟の総裁を務めているチョ・ウォンテ大韓航空社長に「バレーボールをやっていたのか」と尋ねると、チョ社長は「背が高いからといって皆が運動が得意なわけではない」と答えた。このほか、チェ・テウォンSKグループ会長は、ハンドボール協会長を務めており、現代重工業は長い間サッカー協会と密接な関係を結んでいる。

 大企業が財政環境の劣悪なスポーツ協会を担当して支援するのは、国家にとって五輪の成績が切実な「韓国的状況」のためだ。企業とスポーツ協会の関係は、時には道を外れることもあった。韓火グループとサムスングループは、朴槿恵(パク・クネ)政府の時に乗馬協会を担っていて、「朴槿惠-チェ・スンシルゲート」に巻き込まれたことがある。

 また、今回の大統領府の企業家懇談会は、プロ野球の球団オーナーの会のようでもあった。プロ野球団を運営している親企業である現代自動車、LG、韓火、斗山、ロッテ、SK、KTの7社が一堂に会した。特に、LGのク・ボンジュン副会長と大韓商工会議所のパク・ヨンマン会長も野球好きで有名だ。

 野球が話題に上がりもした。27日の1回目のビールミーティングで、文在寅大統領は斗山グループのパク・チョンウォン会長に「斗山ベアーズが2年連続優勝しましたね。成績はどうですか」と尋ね、パク会長は「今3位になっている、負傷選手が戻ってきて順位を上げなければ」とも答えた。対話の最後に、最近プロ野球の順位1位を走る起亜のチョン・ウィソン副会長を意識して周辺から「起亜がここにいます」という声が上がりもした。

イ・ワン、キム・ギュナム記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )