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【特集】池の生き物を何でも食べる 大食漢カエル捕獲作戦に密着

8/2(水) 15:36配信

毎日放送

和歌山県田辺市の「鳥の巣半島」と呼ばれる場所に、アフリカ原産のカエルが急速な勢いで生息数を増やしています。人間に対し毒などで危害を加えるということはないのですが、何でも食べるという大食漢ぶりが特徴で従来の生態系を脅かしています。池にすむその大食漢カエルとはどんなカエルなんでしょうか?

池の中の生物をなんでも食べるカエル

白浜から車でわずか10分ほどのところに「鳥の巣半島」と呼ばれる場所があります。田辺湾に張り出した地形には昔ながらの雑木林が繁り、鳥や昆虫を始め多様な生き物が生息しています。そんな鳥の巣半島で、いまある問題が起きているというのです。

「最初見たときちょっと気持ち悪かったです」(男の子)
「こんなん子どもの時分からいなかったけど、どこから来たんかいな…」(男性)

この問題についてよく知る県立田辺高校の教諭・土永知子さんにその場所に案内してもらいました。向かったのは、ため池です。

「あ、いまぷくってきましたね」(和歌山県立田辺高校 土永知子教諭)

何かいるようですが水が濁っていてよく見えません。池にカメラを入れてみると…いました!何か黒い物体が動いています。果たしてこれは?

土永さんが顧問を務める生物部の実験室に行き詳しい話を聞きました。正体はカエルだといいます。日本ではあまり見かけませんが…

「これはアフリカツメガエルというカエルで外来生物ですね。昔は実験用とかペットとして日本に入ってきた。戦後に入ってきたものなんです」(土永知子教諭)

特長は大きく発達した後ろ脚の水かき。そして名前の言われとなっている黒い爪。前脚を器用に使って、目の前にあるものをなんでも口の中へかき込む大食漢です。

「この子たち(アフリカツメガエル)は何でも食べるんです。池の中にいる動物は何でも食べます。トンボの(幼虫の)ヤゴとかゲンゴロウとか、魚とか貝でも食べるんです。そういうものを全部食べてしまうので、いろんな種類のいる豊かな生態系が崩れてしまう」(土永知子教諭)

つまり、捕食者として水中の生態系のトップに君臨し、このまま増え続ければ鳥の巣半島の水中生物を食い荒らしてしまう恐れがあるというのです。

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最終更新:8/2(水) 16:30
毎日放送