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特に上値を買い上がるような材料もなく軟調に

8/3(木) 8:10配信

ZUU online

ようやく北陸や東北の梅雨が明けたということですが、稲の生育度合なども気になるところです。昨年は台風で北海道のジャガイモが大変なことになりましたが、株式市場への影響なども含めて、今後の台風など気象にも注意が必要です。米国株式市場は相変わらず堅調ですが、日本市場は好決算の割に買い切れないという印象です。

上値の重い展開となって、「下がれば日銀の買いが入り、空売りの買い戻しもあるだろう」ということで売り難さもあるということで膠着状態となっています。一度大きく下落して反発となってくれば買いたい人も買えるのでしょうし、さらに上値を買い上がるような政策でも出てくれば一気に買われるということなのでしょう。ただ、好決算を織り込んでもこの程度ということになり、手仕舞い売りに押され始めるとちょっとしたきっかけて大きく調整となることもありそうです。

米国市場は相変わらず堅調で、為替も円安気味ということですが、昨日までの上昇の反動もあり、本日の日本市場は冴えない展開になりそうです。特に上値を買い上がるような材料もなく、ユーロ安などを好感する動きはあるのでしょうが、好決算への反応も織り込み済みというものも多く、上値は重くなりそうです。上値の重さが確認されると手仕舞い売りに押されそうで、買い戻し一巡感が出てくれば軟調となりそうです。

2万円台での推移となっていますが、一気に上値を買い上がるというような雰囲気はありません。引き続き2万円水準を挟んでの動きと思われ、20,200円~300円が上値、19,700円~800円水準が下値というような動きが続くのではないかと思います。

■本日の投資戦略

米国市場は堅調ですが、日替わりでヒーローが現れるという感じです。それでも決算発表が出揃ってあとは経済指標の発表に反応するということになるのでしょうが、これまた反応の仕方が難しい感じです。好調な経済ということになると、利上げということになり、ドル高を嫌気する動きや自動車ローンの問題などが出てきそうですし、芳しくない経済ということになると業績の先行きへの懸念が出てくるということもあるのではないかと思います。

ここまで大きく上昇しているということでの調整もありそうで、米国株が調整となって日本株が買われるかどうかということも難しそうです。逆に日本市場もこれだけ好調な決算の発表が多くてもやっと2万円を超えるという水準であり、さらに上値を買い上がるには円安が進むとか、設備投資が増える、あるいは物価が上がるというような全体としての高揚感が必要ということではないかと思います。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・アルゴナビス)、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。メールマガジンも配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

最終更新:8/3(木) 8:10
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