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虐待見逃し男児重体 姫路市「判断甘かった」

8/3(木) 21:02配信

神戸新聞NEXT

 兵庫県姫路市で5月、次男(1)に暴行し大けがを負わせたとして、夫婦が起訴された事件を巡り、市が夫婦に一度も面会せず虐待リスクを過小評価した問題で、市は3日、会見で「判断が甘かった」と不手際を認めた。一時保護の緊急度を判定する手順などを見直す方針を示した。

【写真】一時保護の緊急度を見極めるための「アセスメントシート」

 市などによると、夫婦は今年1月、兵庫県市川町から同市に転居。市は町から「育児放棄の恐れがある」と連絡を受け、夫婦宅を5回訪問したが、不在だった。

 一度も会えないまま、虐待リスクの緊急度を判断する「アセスメントシート」で対応を検討。夫婦や次男の状態など分からない項目は放置し、「緊急性は低い」と判断した。

 市こども支援課は会見で、判断材料が不足していた事実を認め、「逆に緊急度が高いと評価すべきだった」と釈明。長男(7)に対する虐待歴を重視しなかった点は「当時は夫婦が中心的に関与しておらず、虐待を繰り返す可能性は低いと考えたが、誤りだった」とした。

 県が現在、同事件の対応を検証しており、市はその結果を待って、虐待リスクの判定や対応を見直し、再発防止策を示すという。(伊田雄馬、三島大一郎)

最終更新:8/3(木) 23:49
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