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製紙大手2社、原燃料価格上昇で営業減益 4~6月期

8/4(金) 7:15配信

SankeiBiz

 製紙大手2社の2017年4~6月期連結決算が3日に出そろい、本業のもうけを示す営業利益は王子ホールディングス(HD)、日本製紙ともに前年同期比で減少した。古紙をはじめとする原燃料価格の上昇で採算が悪化した。両社とも値上げでカバーする方針だが、需要が低迷する中で十分に浸透できていない。

 同日決算を発表した日本製紙は、主力の紙・パルプ事業が原料高騰で2億円の営業赤字(前年同期は28億円の黒字)に転落した。王子HDは、印刷用紙を含む印刷情報メディア事業が7億円の営業赤字(前年同期は15億円の黒字)に転落。段ボールを含む生活産業資材事業も、89.3%の大幅減益となった。

 日本製紙は決算と合わせて来年5月末に秋田工場(秋田市)と石巻工場(宮城県石巻市)でカタログやチラシに使う塗工紙を作る塗工機を1機ずつ停止すると発表。少子化などで需要が今後も低迷するとみて、生産規模の適正化を図る。社員は同じ工場内の別の部署に異動させ、人員削減は行わない。

最終更新:8/4(金) 7:15
SankeiBiz