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久保建英 今季中J1デビュー消滅のナゼ

8/3(木) 16:34配信

東スポWeb

 FC東京U―18が2日、日本クラブユース選手権(U―18)決勝(東京・西が丘)で浦和ユースに2―0で勝ち、2連覇を達成した。スペイン1部バルセロナの下部組織出身の“天才少年”FW久保建英(16)は0―0の後半34分に先制ゴールを決め、勝利の立役者となった。改めて抜群のスター性と実力を見せつけた一方で、今季中のJ1リーグ戦デビューは消滅の見通し。本来なら夏休み中にも実現するはずだったが、一体どういうことなのか?

 好機をなかなかものにできないもどかしい展開のなか、2トップの一角で先発した久保が一発回答だ。後半34分にペナルティーエリア内でパスを受けると、得意の左足を振り抜いてゴールネットを揺らす先制弾。応援席に向かって、ジャンプしながらガッツポーズを決めて喜びを爆発させた。

 飛び級でU―20W杯(5月、韓国)に出場した天才少年は「去年(の決勝)は途中から20分くらいしか出ていないけど、フルに出られて成長したと思う。(得点王になった)去年は先輩たちに支えられてチャンスをつくってもらったけど、今年は自分がチャンスをつくることを意識した。シュート1本で決められたのは自信になった」と成長を実感した。

 同世代では飛び抜けた実力とスター性を持っていることを改めて証明。となれば、さらに高いレベルでの活躍を見たいところだ。すでにFC東京U―23の一員としてJ3に参戦し、5月3日のルヴァンカップ札幌戦でJ1公式戦デビューを飾った。残るJ1リーグ戦も学業に支障がない夏休み中にも実現する運びだったが…今季中の出場はほぼ不可能になっているのだ。

 クラブ関係者が「今後(リーグ戦出場など)は何も決まっていない」と語るのは、トップチームが現在リーグ戦で5戦勝ちなし(2分け3敗)で11位と低迷しており、それどころではないからだ。中断期間中にシステムを4バックから3バックに変更するなどトップチームの選手でさえ試行錯誤しているだけに、別のクラブ関係者は「チームが落ち着かないと受け入れる状況にはならない」と明かした。

 たとえ受け入れ態勢が整ったとしても、夏休みが終わり9月に入れば、学業との兼ね合いでトップチームの練習参加が難しくなり、リーグ戦出場の準備もままならない。その後はU―17W杯(10月6日開幕、インド)が控えており、事前合宿から決勝(同28日)までを考慮すれば、10月も時間的に不可能。残る11月も9月と同じ事情で、常時トップチームで練習できる環境にはない。

 天才少年が国内最高峰の戦いを展開するリーグ戦でどれだけ通用するか興味は尽きないが、さらに実力をつけてくるであろう来季まで待つしかなさそうだ。

最終更新:8/3(木) 16:34
東スポWeb

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