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<甲子園 藤枝明誠の夏>森川凱貴内野手 「仲間のため」意識

8/3(木) 17:00配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 森川凱貴が厳しい練習を覚悟して野球部に入部したのは、「親に頼ってばかりの自分を変えたかったから」。入部当初は毎日のように叱られ、涙した。それでも辞めたいとは思わなかった。厳しい指導は期待の裏返し。応えたいという気持ちが強くなった。

 静岡大会の背番号は16。主に一塁コーチを務めた。守備や打席での出番は一度もなかったが「ベンチメンバーは試合に出ることが全てじゃない」。チームのためにできることを常に考えてきた。

 甲子園のベンチ入りは静岡大会の20人から18人に絞られた。ベンチ外を告げられた時はつらかったが、仲間の努力と互いを思いやる気持ちを知っていたからこそ、心の整理はすぐにできた。

 大阪入り後の練習では、打撃投手やシート打撃の守備を担い、宿舎では選手の洗濯物を引き受ける。「今できることを精いっぱいやる」。それがチームの勝利につながると、信じている。

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 夏の甲子園に初出場する藤枝明誠。控え選手や、選手を支える裏方の奮闘を伝える。

静岡新聞社