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被災地「1000キロ縦断リレー」 県庁から郡山へ

8/3(木) 9:14配信

福島民報

 青森県から東京都まで、東日本大震災の被災地をランニングと自転車でつなぐ「未来(あした)への道 1000キロ縦断リレー」は10日目の2日、福島県庁から49.6キロを進み、郡山市の開成山陸上競技場に到着した。梅雨明けの空の下、県内外のランナー約200人が10区間でたすきをつないだ。
 スタート式を県庁前で行い、東京都オリンピックパラリンピック準備局の相場淳司技監があいさつ。ミニバスケットボールスポ少の仲間と参加した福島市の森合小6年、安斎陽(はる)君(11)が「震災を風化させないという思いとともに走り続ける」と宣誓し、鈴木正晃副知事の号砲で約150人が出発した。
 福島一中までの第1区間1.3キロは走力を問わず、緩やかに走る「ふれあいランニング区間」で、小中学生や親子が思い思いに走った。バルセロナ五輪競泳金メダリスト岩崎恭子さん、長野五輪スキーノルディック複合出場の荻原次晴さん、車いすバスケットボールでロンドン、リオデジャネイロ両パラリンピックに出場した豊島英さん(いわき市出身)、タレントの森脇健児さんがゲストランナーとして伴走した。
 豊島さんは「県外からも大勢参加してもらえてうれしい。古里のために今後も協力したい」と語った。福島市の島貫まなみさん(41)はひなたさん(10)、ほたるちゃん(3つ)と母娘3人で挑戦。「沿道から多くの応援をもらい楽しく走れた。思い切って申し込んで良かった」と笑顔を見せた。
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 開成山陸上競技場では、郡山三中吹奏楽部による演奏の中、品川萬里郡山市長や市民がランナーを出迎えた。
 初めて参加した浪江町出身の大学院生今野涼太さん(22)は「復興へと進む福島の姿を世界に発信したくて参加した。沿道の声援を力にたすきをつないだ」とすがすがしい表情を浮かべた。
 3日は開成山陸上競技場からアクアマリンパーク(いわき市)まで96.4キロを進む。

福島民報社

最終更新:8/3(木) 9:58
福島民報