ここから本文です

高齢化団地に活気の絵 子ども会と住民交流

8/3(木) 8:21配信

岐阜新聞Web

 岐阜市芥見の住宅団地「高天ケ原ニュータウン」の老人クラブアクティ高天ケ原(矢島信義会長)と地域の子ども会が共同で、団地の入り口にある壁に絵を描く事業を始めた。85世帯ある同団地の高齢化率は、市平均の27・71%を大幅に上回る60%余り。「高齢化が進む団地に活気を」と幅広い年齢層の住人が参加し、交流するきっかけをつくろうと企画した。
 深刻な高齢化に伴い近所付き合いの希薄化などが課題となっていた。「仕事を探して多くの若者が去ってしまった」と、矢島会長(67)は寂しげに振り返る。
 近くで2002年に発生した大規模山林火災では、けが人はいなかったものの一人も団地外に避難できなかった苦い経験も。同クラブの鎌田裕之副会長(65)は「近年は誰がどこに住んでいるのかも分からなかった。このままでは緊急時に助け合えない」と事業を企画した狙いを語る。
 壁画を描くのは、団地と市街地をつなぐ連絡路沿いの幅20メートルのコンクリート壁。先月27日は老人クラブから7人、子どもたちや保護者ら約20人が参加し、桜やヒマワリなど四季をモチーフとした絵を一緒に描き、和やかなひとときを過ごした。
 壁画は8月中には完成させる予定。矢島会長は事業を通じ「高天ケ原が明るい地域になってほしい」と願い、鎌田副会長は「子どもたちに、親やおじいさん、おばあさんが活躍する姿を見てもらい、年の差を超えて楽しみたい」と話した。

岐阜新聞社

最終更新:8/3(木) 11:34
岐阜新聞Web