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米国版メルカリはなぜヒットしたか? ニューヨーク在住者が語る「現地の使い方」

8/3(木) 12:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

2016年3月にアメリカ版のメルカリを使い始めてから、1年4カ月が経った。使い始めたきっかけは、引っ越し前にモノを減らしたかったこともあるが、なにより日本での盛り上がりに触発された。Facebookを開けば、IT関係者の知人から主婦の友人まで多くの人が「メルカリ」について話をしていた。日本でとんでもないスピードで成長している。それは、現在住んでいるニューヨークにいても十分感じられた。なかでも頻繁に「最近はメルカリで何が売れた」「どんな顧客対応をした」と投稿している友人を、私はいつも興味深く眺めていた。

【画像】筆者のプロフィールページ。日本人であること、日本の商品を販売していることをアピールしている。

ある時彼女が、「これから配送する荷物のなかに入れます」と10枚ほどのお礼カードを撮影してアップしていた。それを見て、こんなに売れるものなのか……。途端に自分も使ってみたいという欲求に駆られ、大急ぎでアプリをダウンロードした。

実はフリマアプリを使ってみようと思ったのは、その時が初めてではない。子どもが生まれ自宅に荷物が増えていくなかで、不要品を売れないかといろいろなアプリを見ていたが、アメリカのApp Storeに並ぶフリマアプリは、「近所で欲しい人を探し、会って直接渡す」タイプのものが多く、興味が持てなかった。もう少し手軽にオンライン上のやり取りだけでで完結できないだろうか。メルカリはピッタリだった。

出品から2日で売れたミラーレス一眼

最初に出品したのは、PENTAXのミラーレス一眼「Q10」と、スニーカー、ヘアドライヤーだ。日本にいたときに3万円程で手に入れたカメラを50ドルで出すと、わずか2日で売れた。スニーカーとドライヤーは、PENTAXの翌日、翌々日にそれぞれ買い手がついた。

こんなに動きが早いものなのか、と心底驚いた。正直言うと、日本発のアプリにそこまで米国ユーザーがついているとは思っていなかったからだ。しかし私の予想に反して、商品はあっという間に売れてしまった。メルカリはじわじわとアメリカでユーザー数を拡大していたようだ。

私がメルカリを使い始めてから3カ月後の2016年6月には、US版のアプリが1000万ダウンロードを突破したことが発表された。

メルカリは2014年9月に米国版サービスを開始したので、1000万ダウンロード達成までには1年9カ月を要したことになる。しかし、2000万ダウンロード突破を発表したのは、それからわずか3カ月後の、2016年9月のことだ。

その2カ月前、2016年7月の時点で、「メルカリのアプリが米国のiOS App Storeでのショッピングカテゴリで1位を獲得。全体でもFacebookメッセンジャー、Snapchat、Instagramを抑えて3位にランクイン」とSNSで大きな話題になっていた。ちなみにこのときの2位は、Pokemon Goだ。

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