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個人型確定拠出年金の加入者拡大!2017年から利用者規制が緩和!

8/3(木) 18:20配信

ファイナンシャルフィールド

老後のお金を準備するための制度、「確定拠出年金」。税制優遇を受けて老後のお金を効率的に準備できるとあって人気が高まっていますが、この確定拠出年金が2017年から変わりました。いったいどう変わるのでしょうか?

そもそも確定拠出年金って何?

「確定拠出年金」は、公的年金の上乗せとして自分で用意する私的年金のひとつです。現役世代のうちに掛金を積み立てて、自分で運用し、税金の優遇を受けながら老後資金を準備する制度となっています。

この確定拠出年金には「個人型」と「企業型」とがあり、お勤め先の会社で企業型確定拠出年金に加入している人も少なくないことでしょう。

一方で、お勤め先に確定拠出年金制度がない人、自営業やフリーランスでそもそも企業年金がないという人でも加入できるのが、「個人型確定拠出年金」です。

この個人型確定拠出年金、企業型は約580万人の加入者がいるのに比べ、約27万人にとどまっているのは、加入対象者が限られているのもひとつの原因と言われてきました。

それが、2017年1月からは、基本的にすべての人が個人型確定拠出年金に加入できるようになります。

特に、今まで加入者になれなかった専業主婦や公務員、企業年金がある会社の従業員にも裾野が広がるため、加入者の増加が期待されます。
(※加入者数は2016年8月厚生労働省発表の数値)

そして、確定拠出年金のメリットはなんといっても税制優遇。その税制優遇の内容も様々です。

2017年改正で気になるのは掛金額。「自分の場合」は?

2017年からすべての人が加入できるようになったといっても、確定拠出年金で積み立てられる掛金の上限はじつは人によってさまざまです。

1番多く掛金が積立てられるのは、自営業やフリーランスなどの国民年金第1号被保険者で上限が年額81万6,000円(月額68,000円)。ここは従来からの変更はありません。

一方で、今回新たに加入対象となった、主に専業主婦の第3号被保険者は年間掛金の上限が27万6,000円(月額23,000円)。さらに、公務員等の共済加入者や勤務先に他の企業年金がある人は上限年額14万4,000円(月額12,000円)と、拠出できる掛金額の上限には開きがあるので注意が必要です。

なお、これまでは確定拠出年金の掛金は月単位での上限でしたが、1年遅れて2018年からは、掛金の上限設定は年単位になります。これによって、必ずしも毎月掛金を拠出せずともボーナス時期に年2回拠出といったことも可能になる見込みです。

2016年5月に成立した改正確定拠出年金法では、ほかにもさまざまな変更が盛り込まれています。ただし、2017年からすぐに変更になるのではなく、改正法公布日6月3日から2年以内の施行となっているものもあり、今後の詳細発表には注目していきたいところです。

Text:福島 えみ子(ふくしま えみこ)
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者
マネーディアセオリー株式会社 代表取締役
リュクスセオリーFPサロン 代表

ファイナンシャルフィールド編集部

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