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カツオ原料高騰 削り節に続きシーチキンも値上げ

8/3(木) 18:26配信

みなと新聞

 カツオ原料の高騰で、カツオ削り節に続き、ツナ缶も大手が値上げする。中堅、中小も追随する可能性が高い。

にんべん10~25%

 カツオ削り節大手のにんべん(東京都中央区)は10月2日出荷分からカツオ節製品を10~25%値上げする。7月31日、同社ホームページで公表した。同じく削り節大手のマルトモ(愛媛県伊予市)、ヤマキ(同)も夏出荷分から7~15%の値上げを実施。大手3社が値上げを発表したことで、中小規模の削り節業者の値上げも今後進むとみられる。

 にんべんの製品別値上げ率は、家庭用が本節(1本物)・削り節15~25%、フレッシュパック類10%。一部製品は量目変更で対応する。業務用は本節・削り節10~25%、だしパック類10~15%。

 現在、カツオ節業界は冷凍原料相場の高騰で製造コストが上昇。カツオ節加工業者や削り節メーカーの経営を圧迫している。削り節メーカー各社は製造経費の圧縮や生産効率の向上などで原料上昇分を吸収する取り組みを行ってきた。みなと新聞の調べによると、今年に入り原料相場が3年前に比べ1・5倍に急騰したことで、各社値上げを決断した。

はごろも ツナ缶と節

 ツナ缶も国内最大手のはごろもフーズ(静岡市、池田憲一社長)が9月1日出荷分から、カツオを主原料としたツナ缶「シーチキンマイルド」シリーズと削り節製品をそれぞれ6~7%、5~25%値上げする。同社はカツオ原料の高騰を「一過性のものではなく、世界的な需要増と国内水揚量減少など構造的変化によるもの」と位置付け。価格改定を実施せざるを得ないと判断した。ツナ缶最大手による値上げを受け、今後同業他社が追随して値上げするか、注目されている。

最終更新:8/3(木) 19:22
みなと新聞