ここから本文です

今年の普通鋼鋼材輸入、500万トン超ペース続く

8/3(木) 6:06配信

鉄鋼新聞

 1~6月期の普通鋼鋼材輸入量(普通鋼用途とみられる中国製合金鋼も含む)は約263万トン(日本鉄鋼連盟、財務省貿易統計などから推計)となり、年率500万トンを上回る入着ペースが続く。このまま推移すると、2017暦年輸入量は520万~530万トンとなる見込みで、前年比で5~7%増加する。ただ、新日鉄住金・大分製鉄所の厚板ミル再稼働などに伴い、輸入量のペースは鈍化する可能性もある。

 国別で最も増えたのは韓国材で、年率40万トンほどの増加になる見通し。厚板で約20万トン、冷延薄板類で約13万トン増えそうで、H形鋼、熱延薄板類も増加しそうだ。
 厚板が年率で前年比4割増と大幅に増える理由の一つは、今年1月に新日鉄住金の大分製鉄所・厚板ミルが火災事故で休止したこと。造船など厚板ユーザーが、実績のあるポスコなどから供給を受けたことで増えたとみられる。店売り溶断市場で韓国材が中心になりつつあることも影響していそうだ。
 冷延薄板類は、自動車メーカーの生産台数増のほか、国内高炉メーカーの供給ひっ迫から単圧・ドラム缶メーカー向けに輸入が増えた可能性もある。
 一方、中国材は減少する見込みで、年率で約15万トン減となりそうだ。減少分のほとんどが厚板となる。
 中国製厚板の主な用途は敷板とされるが、一部国内メーカーが敷板販売に注力していることなどが影響したとみられる。中国材に割高感があったことも減少した理由の一つになりそうだ。

最終更新:8/3(木) 6:06
鉄鋼新聞

Yahoo!ニュースからのお知らせ