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【ブラジル】ベネズエラ人逮捕者激増 経済的困窮の表れか=GRU空港

8/3(木) 4:01配信

サンパウロ新聞

 グアルーリョス国際空港(サンパウロ州)で逮捕されたベネズエラ人の数が1年前に比べてほぼ6倍に増加した。

 連邦警察の数字として伝えた7月31日付伯メディアによれば、国際的な麻薬取引の容疑で2017年上半期(1~6月)に同空港で逮捕されたベネズエラ人の数は17人と、16年上半期(3人)の5・7倍となり、16年の年間逮捕者数(16人)を上回った。

 連警によると、麻薬絡みで同空港で逮捕される外国人はベネズエラ人が最も多い。密売人達は麻薬の運び屋をベネズエラ国内で「募集」し、欧州や中東へ運ぶコカインを募集に応じた運び屋に渡すために飛行機代を負担してブラジルへ呼び寄せる。そして、最終目的地に着いたらユーロ建てで報酬を払うという約束のもとでコカインを受け取った運び屋はブラジルの空港から目的地へ向かう。

 連警は先週末に、コカインを持って国際便で出発しようとしていたベネズエラ人の男2人を逮捕した。1人は機内に持ち込む旅行かばんの底を偽装して4キログラムのコカインを隠し持ち、アラブ首長国連邦のドバイへ向かおうとしていた。もう1人の男は、コカイン3キログラムをスペインのバルセロナへ運ぼうとしていた。

 同空港内にある連警事務所の捜査責任者は、ある事例では最終目的地まで麻薬を運んだら報酬として4000ユーロ(約52万円)を支払うと約束されていたとし、「我々が目にしたのは国(ベネズエラ)の経済状況との一致だ。麻薬取引は通常、苦しい経済状況に置かれている人達、そしてお金を必要としている人達にとって魅力がある」と話す。

サンパウロ新聞