ここから本文です

いい音フルコース! クリアーサウンドイマイの試聴会は大盛況

8/3(木) 12:20配信

Stereo Sound ONLINE

アナログレコード大人気。ガラスCDの音質に会場騒然

 去る7月22日、富山市のオーディオショップ「クリアーサウンドイマイ」にて、ステレオサウンドが制作した高音質ソフトの特別体験会が開催された。

会場の様子をもっと見る

 クリアーサウンドイマイは、今年、創業90年を迎えた老舗のオーディオ&ホームシアター専門店。アナログから最新ネットワークオーディオまで幅広い品揃えで、地元はもちろん遠方からも多くのファンを集める人気店だ。

 今回の試聴会は、店舗2階が舞台。およそ40畳程度とおぼしき広い試聴室にセッティングされていたのは、SACDプレーヤーがTADのD1000MKII、プリメインアンプがVITUS AUDIO SIA-025、そしてスピーカーがB&Wの803D3というハイエンドなシステム。

 さらに、LPレコードの再生用として、KUZUMAのプレーヤーSTABI S COMPLETE SYSTEMIIと、VITUS AUDIOのフォノイコライザーが、DSD 11.2MHzのハイレゾ再生用として、エソテリックの最新D/AコンバーターD-05Xが加えられていた。

 この日組まれた試聴プログラムは、SACDとガラスCD、そしてアナログレコード、最後にハイレゾという充実の90分。2回の試聴会では、いずれも開始前からたくさんのお客様が来場され、用意した20席はすぐに満席となった。

 まずは、コンテンポラリーレコーズ No.1のボックスセットから「アートペッパー・ミーツ・ザ・リズムセクション」の1曲目「ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ」を再生した。左チャンネルからクリアーに響くアルトサックス、右チャンネルから思わず体を動かしたくなるベース、ドラム、ピアノが飛び出し、60年以上も前に録られた演奏とは思えないサウンドに、集まったみなさんもうなづくことしきり。その音のよさは瞬時に伝わったようだ。

 今回の試聴会でもっとも注目を集めたのは、美空ひばりさんの45回転2枚組・重量盤の特別なアナログレコードと、グレン・グールド「ゴールドベルク変奏曲」を収めたガラスCDだった。

 美空ひばりさんのレコードでは、1966年アナログ録音と1982年デジタル録音の「悲しい酒」を聴きくらべを実施。普段はなかなか聴くことのできない最高水準のオーディオ機器、そして日本音響エンジニアリングのAGSなどで、素晴らしいルームアコースティックにより、いつも以上に、再生音質や歌い方、声の違いを鮮明にお聴きいただくことができた。

 あまり飾り気はないけれど、ノスタルジックな伴奏と筋の通った歌声を試聴室に響かせた1966年録音が、この日は人気があったようだ。

 ガラスCDの再生では演奏により集中していただくため、エアコンを止め照明もぐっと落とした。すると、やわらかくニュアンスに富んだピアノのタッチ、それに絡むように耳にとどく独特のハミング、そして録音現場の空気が充満したかのような響きが三位一体となり、あたかもグールドがそこに降り立ったかのようなイリュージョンを味わうことができた。

 グールドのガラスCD試聴では、条件が整うと、ときに素晴らしい体験をご提供できるのだが、今回はそれが実現したようで、とても44.1kHz/16bitというCD規格の音源から得られたとは思えない音に、深く感動してもらえたようだ。

 東京からおよそ2時間半と望外に近く、素晴らしいオーディオショップと、フレンドリーでオーディオに関する理解の深いステレオサウンド読者のみなさんが多くいらっしゃる富山。ぜひまた訪れたいと感じさせる特別体験会となった。

Stereo Sound ONLINE

最終更新:8/3(木) 12:20
Stereo Sound ONLINE