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4ー6月は世界販売が過去最高だったマツダ。それでも営業減益のワケ

8/3(木) 10:01配信

ニュースイッチ

稼ぎ頭の米国不振、次世代技術の開発コストも重く

 2017年4―6月期の世界販売台数が37万7000台(前年同期比0・6%増)と過去最高になったマツダ。ただし連結業績に影響しない中国市場などを除いた連結出荷台数は29万7000台(同5・3%減)と減少。このため同期の営業利益は減益となった。

 最大の減益要因は、稼ぎ頭の米国市場の苦戦。営業利益は399億円と24%減った。米国の新車市場は減速が鮮明で、競争激化によって販売奨励金が増加している。マツダも「マツダ6(日本名アテンザ)」などセダンの販売が減少、4ー6月期の米国販売は10%減。

 一方、中国の販売台数は同20・3%伸びて過去最高で、持ち分法投資損益に反映される中国事業の収益は伸びた。

 ただ開発費の増加が全体の利益を押し下げている。次世代の「スカイアクティブ」はより技術難易度が高く、コストも高い領域への挑戦が続く。この結果、プレミアム化で正当化されたマツダ車の上位価格帯シフトが起こる。

 昨年から課題の販売店のテコ入れを日米で本格化させた。為替が急激に変化しなければ今期の業績予想は必達すべき数字だろう。

通期予想は据え置き。新型「CX-5」で巻き返し

 2018年3月期は過去最高となる160万台(前期比2・6%増)のグローバル販売を目指している。期初予想の業績も据え置き増収増益を見込む。

 相原真志執行役員は「年間目標に対しては順調なスタートを切れたが、米国の販売状況は厳しく気合を入れ直して頑張りたい」と話す。米国では今後、今春に全面改良した新型SUV「CX―5」の供給力を高めて巻き返す考えだ。

最終更新:8/3(木) 10:01
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