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病気になっても働きたい、山口労災病院に相談窓口 山口県山陽小野田市

8/3(木) 13:35配信

宇部日報

県内初の開設

病気になっても働き続けたいという人たちの相談に応じる県内初めての「両立支援相談窓口」が今月から、山口県山陽小野田市の山口労災病院(坂部武史病院長)に開設された。「がんと診断されたが仕事を続けたい」という人と事業所の間を相談員が取り持ち、治療と仕事の両立を目指す。

 不治の病とされた疾病も医学の進歩で「長く付き合う病気」に様変わりしている。厚生労働省の国民生活基礎調査(2013年)によると、日本の労働力人口の3分の1に当たる約2000万人が、何らかの病気を抱えて働いている。一方で重篤な病気にかかった場合、例えばがんのケースでは34%が退職を余儀なくされているという現実がある。理由には「仕事を続ける自信がなくなった」のほか、「会社、同僚に迷惑が掛かる」「治療のための休みが取れない」という内容も挙がっている。

 労働力の高齢化が進み病気にかかるリスクが高まる中で、事業者サイドにとっても労働力確保につながると、山口労災病院などを運営する独立行政法人労働者健康安全機構が、昨年から全国の労災病院に相談窓口を開設している。

 相談の対象者は患者(労働者)のほか事業所の人事労務担当者、産業保健スタッフら。治療と仕事の両立に悩む患者にアドバイスしたり、場合によっては勤務先に出向いて担当者に病気の特性や経過、職場環境整備について助言したりする。山口労災病院では、病気に関する相談などにはこれまでも応じてきたが、両立支援に特化する形で、窓口を設けた。社会福祉士の資格を持つ2人の医療ソーシャルワーカーが両立支援促進員として対応する。

 開設日は毎週水曜日の午後1~5時。相談は無料。同病院1階奥にある相談窓口を直接、訪ねてもよいが予約(代表電話0836-83-2881)が望ましい。

最終更新:8/3(木) 13:35
宇部日報

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