ここから本文です

今秋登場の新iPhone、ドコモは「攻めの姿勢」で挑む ー 新料金で格安SIM流出も歯止め、盤石の体制へ

8/3(木) 21:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

NTTドコモ(以下ドコモ)は7月27日、2017年度第1四半期決算説明会を開催。増収減益となったものの、当初の計画通りであり「年間業績予想に対しては順調な進捗」(同社、吉澤和弘社長)。ドコモが堅調な姿を見せるなか、いま夏商戦に突入したスマホ業界は、まさに「猛暑」と言うべき熾烈な競争が続いている。

【画像】5月の新製品発表でデビューした、割賦の端末補助をなくすかわりに月額1500円をずっと割引し続ける「ドコモwith」。対応端末2機種限定の料金プランだが、秋冬商戦での対応端末の拡充にも言及した。(2017年5月撮影)

まず、ソフトバンクとKDDIによる無料クーポンのバラマキ合戦だ。

ソフトバンクの「スーパーフライデー」に続き、KDDIが「三太郎の日」を始めた。曜日や日付を限定して、ファストフードやコンビニの商品がもらえるキャンペーンで、学生を中心に人気を博している。

その対抗策を聞かれた吉澤社長は「三太郎の日は、3のつく日が対象なのに、なぜ30日と31日が非対応なのか、という疑問はさておき、私どもはああいったこと(無料クーポン施策)は考えていない」と言う。

ドコモでは、店舗での買い物において、dポイントを付与することに注力しているため、クーポンよりもポイントで、ユーザーへの還元を考えているようだ。

ドコモの“格安SIM潰し“が効果を出し始めた

2017年の夏商戦において、特に「熱い」のは、ドコモとKDDIが相次いで投入した「格安スマホ潰し」の新料金プランだ。

ドコモが、月額980円の音声通話プラン「シンプルプラン」に加えて、サムスン電子(Galaxy Feel)と富士通(arrows Be)のどちらかを購入すれば、毎月1500円を割り引くという「docomo with」を投入してきた。

シンプルプランの最新状況に関しては「契約件数は40万件弱。予想よりも少し少ない」(吉澤社長)という。ただ、ドコモとしてはこれまで格安スマホ、特にワイモバイルに大量のユーザーが流出してきたことに頭を悩ませているようだが、シンプルプランの導入により、「ドコモに残ってくれる効果が出始めている」(吉澤社長)と、新料金プランの効果を説明する。

実際、格安SIM業者(MVNO)関係者や他キャリア関係者に話を聞くと「docomo withやシンプルプランで、ドコモから格安スマホへの移行が止まった感がある。流動性が落ちてきたのは間違いない」と渋い顔を見せる。

docomo withに関して、吉澤社長は「比較的、好調で30万件ほど。秋冬商戦には1~2機種増やしたい」としており、さらなる端末拡充で、ユーザーの囲い込みにつなげたい構えだ。

1/2ページ

Yahoo!ニュースからのお知らせ