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「あり得ない設定」と「どんでん返しの連続」で『下北沢ダイハード』は大ブレークの予感!

8/3(木) 18:20配信

トレンドニュース(GYAO)

下北沢を舞台に、現実と演劇空間が交錯する実験劇場ドラマ、ドラマ24「下北沢ダイハード」(金曜24:12~24:52・テレビ東京系)。小劇場で活躍する11人の人気劇作家が書きおろす、個性豊かで自由な一話完結物語のオムニバスだ。
バーのママ(小池栄子)と行きつけの客・ジョン幕練(古田新太)が案内役。毎回語られるのは、下北沢で起きた“人生最悪の一日”だ。

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■あり得ない設定

初回は神保悟志主演の「裸で誘拐された男」だった。
選挙を間近に控えた国会議員・渡部修は、大のSM好きでドMだった。ある日、SMプレイで全裸になってスーツケースに入れられた。ところがそのスーツケースが、別のカバンと間違って持って行かれてしまった。持ち込まれた先は、誘拐事件の現場。

はっきり言って“あり得ない設定”だが、第2話も滅茶苦茶ぶりでは負けてない。
光石研が主演の「違法風俗店の男」。下北沢で舞台に出演中の俳優という本人役で登場するが、次の仕事まで時間を持て余し違法風俗に行ってしまう。そこで運悪く警察の摘発に遭ってしまうという設定だ。こちらも“あるある”ではあるものの、そんな偶然に居合わせる人は何百万人に1人という“あり得ない設定”だろう。

■人生最悪の一日

初回の主人公は、選挙を間近に控えた国会議員・渡部だ。誘拐事件に巻き込まれるという点だけでも十分“人生最悪”だが、そこに警察が踏み込もうとしていた。そんな状況で、全裸でスーツケースから発見されようものなら、経緯をどう説明すれば良いのか。
趣味がSMで、しかもドM。プレイの最中に偶然カバンを取り違えられたなどと言えるわけがない。国会議員としての政治生命は、どう考えても絶体絶命だ。
さらに日頃亭主関白で通している家庭で、妻や息子の知るところとなったら、間違いなく家庭は崩壊する。性的天国から、社会的地獄へ真っ逆さまに転落しようとしていた。

第2話の主人公は、光石研本人役の役者だ。人気稼業の中年男が、風俗店で裸で摘発され、しかも見せしめの写真が週刊誌に載ろうものなら、間違いなく俳優人生には幕が下りてしまう。芸能界でも前代未聞・空前絶後のスキャンダルになってしまう。

いずれにしても初回も第2話も、よくぞこんな“人生最悪の一日”を思いつくと感心せざるを得ない切り口だ。小劇場で活躍する人気劇作家、恐るべし!

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