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「カフェイン中毒により5年で3人が死亡」…本当に気をつけるべきは? 専門家に聞く

8/3(木) 14:00配信

BuzzFeed Japan

カフェイン中毒により国内で救急搬送された人は、2011年からの5年間で101人にのぼり、3人が死亡している。また、この数字は2013年以降に86人と急増。背景にあるのは「カフェイン」が手に入りやすくなったことにより、エナジードリンクから眠気防止薬、そしてその乱用へと深刻化していく依存ではないか--調査を実施した専門家はそう懸念する。実際にエナジードリンクと眠気防止薬を常用する人たちに話を聞いた。【BuzzFeed Japan / 朽木誠一郎】

コーヒーやエナジードリンク(清涼飲料水)など、カフェインを含む身近な飲料。納期や試験の直前、追い込みのお供にする人もいるだろう。

一方で、これらを「飲みすぎる」人もいる。例えばAさんは現在34歳の男性。一番多い時期には1日24本のエナジードリンクを飲んでいたという。

AさんはIT企業でウェブエンジニアとして勤務し、他のエンジニアを束ねるマネージャーだ。3~4年前の一番多い時期には、Aさんは毎日1時間に1~2本ずつ、合計24本のエナジードリンクを飲んでいた。理由はやはりハードワークだ。帰宅もままならず、床で寝ることもあり、徹夜も常態化していた。

飲み始めたきっかけは街頭などで行われている「エナジードリンクの無料配布」だった。Aさんは「味が好き」で飲み始め、飲むと「目が覚めるような気がした」。しかし、効果を感じることは次第に少なくなり、「プラセボ(*)のようなものとわかりつつ飲んでいる」という。

*有効成分を含まないが心理的作用により効果があるように感じられる偽薬

Aさんもまた、デスクに飲み終わったエナジードリンクの缶を積み上げていた。それを会社のメンバーが写真に収め、“Aさんヤバイwww”といった文言とともに社内向けのSNSに投稿。それにたくさんの「いいね」がつくなど、エナジードリンクの乱用を容認する雰囲気もあった。

しかし、そんなにエナジードリンクを飲んで、体は大丈夫だったのだろうか。当時「足のしびれを感じるようになり、怖くなって医療関係者に相談したことがある」そうだ。しかし、「カフェインの飲みすぎで健康被害があるとは知らなかった」とAさんは振り返る。

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最終更新:8/3(木) 14:00
BuzzFeed Japan