ここから本文です

【高校野球】大阪桐蔭の春夏連覇を阻むのは? 関東勢に旋風の予感 どうなる夏の甲子園

2017/8/3(木) 14:15配信

Full-Count

激闘必至、頂点をかけた熱戦の行方は?

 第99回夏の甲子園が8月7日に開幕する。1日に宮城・仙台育英が出場を決め、全49代表校が出そろった。常連校や全国制覇経験校、初出場6校など、特色のある学校が並び、甲子園練習がスタートした。

【表】大阪桐蔭の春夏連覇を阻むのは…甲子園出場の全49代表高一覧

 果たして優勝旗はどの学校に渡るのか。評判が高く、戦力が整っているのはやはり選抜Vの大阪・大阪桐蔭。同校は史上初となる2回目(前回は2012年)の春夏連覇を目指す。投手、野手ともにタレント揃い。大阪大会の準決勝では選抜決勝の再現となった履正社に勝利。決勝では勢いに乗る公立・大冠と接戦となり、10-8と厳しい試合をものにした。その実力を疑う者はいないだろう。

 そして、3季連続のベスト4の熊本・秀岳館も大阪桐蔭に負けない戦力がある。田浦文丸、川端健斗の両左腕は甲子園経験も豊富で140キロ後半を投げる。打線も強力で悲願の日本一を視界にとらえている。

 ともに“特Aクラス”の優勝候補筆頭ではあるが、99回の歴史の中で、2度目の春夏連覇を成し遂げた学校はない。熊本県勢の夏優勝もない。歴史は塗り替えられるのか――。今年の選抜はベスト4に大阪2校、兵庫、熊本と“西高東低”の構図だったが、今夏は「東」、特に関東の学校が、旋風を巻き起こす予感が漂う。

 群馬・前橋育英、栃木・作新学院、埼玉・花咲徳栄には“特Aクラス”を倒すだけの総合力はあると見る。

140キロカルテットで頂点を狙う前橋育英、夏連覇がかかる作新学院

 前橋育英は140キロカルテットで2013年以来の夏の頂点を狙う。エースナンバーの右腕・皆川喬涼は150キロ近いストレートを投げ込む。皆川だけでなく、丸山和郁、吉澤悠、根岸崇裕の投手力は全国トップクラス。作新学院は史上7校目の夏の連覇を目指す。昨夏はベンチから外れた左腕・エースの大関秀太郎を中心に篠原聖弥、高山陽成らの投手力が安定。打線では3番の鈴木萌斗が地方大会で打率.565と打ちまくった。石戸智也、添田真聖の二遊間を中心とした守備力も高く、今年も上位を狙えるチームに仕上がった。

 花咲徳栄は投打のバランスが取れたチームで上位候補。昨年の甲子園も経験しているエースの149キロの速球右腕・清水達也と制球力のある綱脇慧の継投で埼玉大会を勝ち上がった。決勝の関東王者・浦和学院戦では綱脇、清水のリレーで5-2で勝利。2回戦からの7試合すべて2失点以内で勝利している。打線もつながりがあり強力。プロ注目の3番・西川愛也は埼玉大会打率5割。2年生4番の野村佑希もパンチ力がある。

 関東の強豪は他にもいる。

 激戦区・神奈川を勝ち抜いた横浜も侮れない。1年から3年まで能力の高い選手が揃う。4番の中堅手・増田珠は神奈川大会史上初の4戦連発の5本塁打の偉業を達成。今夏の甲子園で最も注目のバッターだ。コンゴ人の父と日本人の母を持つ万波中正は投手もでき、規格外のパワーを持つ。捕手で主将の福永奨もドラフト候補。2年生エース左腕の板川佳矢は中学時代、NOMOジャパンのメンバーだ。昨年のU-15日本代表のエースだった及川雅貴も1年生ながらメンバー入り。他にも有力な1年生が多くおり、甲子園デビューもありそうだ。

1/2ページ

最終更新:2017/8/3(木) 15:18
Full-Count