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小学道徳教科書、学校図書を採択 横浜市教委

8/3(木) 8:11配信

カナロコ by 神奈川新聞

 横浜市教育委員会定例会が2日、同市中区で開かれ、2018年度から2年間、小学校、義務教育学校計340校で使う「特別の教科 道徳」の教科書に学校図書の「かがやけ みらい」を採択した。約18万人の児童が使う。

 採択を巡っては、学識経験者や児童の保護者、教職員らで構成する「市教科書取扱審議会」が5月から審議を開始。市教委の要望に基づく12項目を柱に7月24日、市教委に答申を出した。

 定例会では岡田優子教育長と5人の委員が「自分事として考えられる文章構成が適切」「価値の押しつけにならない教科書が良い」「喫緊の課題であるいじめ防止に取り組める観点が重要」などの意見を表明。無記名投票で学校図書と東京書籍が3票ずつとなったため、岡田教育長が学校図書を選んだ。同社の教科書は答申の全12項目で適切とされた。

 岡田教育長は採択後の会見で、情報モラルの育成、考えや表現する力の育成、内容の配列や分量の3項目で「特に工夫が見られる」などと答申で評価された点や、読み物と活動の2冊構成になっていることで「子どもたちが先入観を持たずに教材に向き合える」と評価した。

 市は本年度から、市立小中学校全校で道徳の教科化を先行実施。現行の文部科学省の副読本や一般の読み物などを使っている。