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リンゴ相場 昨年並み/3市場初競り

8/3(木) 15:29配信

Web東奥

 2017年産青森県産リンゴの初競りが3日、弘前市の弘果弘前中央青果、板柳町の津軽りんご市場、五所川原市の五所川原中央青果の3市場で行われた。津軽りんご市場の極早生(ごくわせ)種「祝」がご祝儀価格となったものの、昨年並みの取引が多く、おおむね堅調な滑り出しとなった。取引は早生種が収穫される9月上旬から本格化するが、市場関係者は、最終摘果による大玉生産に期待している。

<弘果>
 弘果には生産者約千人、買参人約150人が来場。青色系の「夏緑」や「祝」のほか、赤色系の「花祝」を中心に6品種、計2656箱(20キロ原箱、前年比12.4%減)が上場された。

 全入荷数のうち54%を占めた夏緑は、高値5400円(前年比11.1%高)、中値3780円(同2.8%安)、安値2700円(同変わらず)。一方、入荷数が全体の25.2%を占めた花祝は高値2万1600円(前年比33.3%高)、中値8100円(同7.1%高)、安値5400円(同4.2%高)と、いずれも前年を上回った。

 極早生種の玉伸びは、6月の少雨の影響を大きく受けたという。葛西静男専務は「玉は平年に比べて4~5%小さかったが、大きいものは少ないので値段が良かった。滑り出しはうまくいった方」と分析。これまでのところ、主力の中生種や晩生種の生育は順調で「生産者にとって、玉が大きいと良い値段になると励みになったのでは」と語った。

<五所川原中央青果>
 五所川原中央青果には、夏緑や花祝など計138箱(20キロ原箱)上場された。買参人と生産者合わせて185人が初競りを行った。

 夏緑は高値5400円(前年と同額)、中値3564円(前年比17.5%安)、安値2700円(同13.6%高)、花祝は高値7560円(前年比12.5%安)、中値4860円(同10%安)、安値3564円(同10%高)だった。

 同社の相馬藤エ門副社長は「(極早生種は)6月から7月前半にかけて雨が少なく小玉傾向となった。つがるの生育は順調と聞いている。早生種以降は平年並み以上の出来が期待できるのではないか」と話した。

<津軽りんご市場>
 板柳町の津軽りんご市場には買参人約100人、生産者約2500人が集まった。祝の高値が1万800円(前年比53.8%高)のご祝儀相場となり、市場関係者は「緑色系の祝が1万円を超えるのは聞いたことがない」と声を弾ませた。他品種は平年並みの取引となった。

 上場されたのは夏緑、祝、花祝で前年比14.2%減の1259箱(20キロ原箱)。夏緑は高値4320円(前年比11.1%安)、中値3456円(同)、安値2484円(前年比8%安)、祝は中値5616円(同4%高)、安値2700円(前年と同額)、花祝は高値1万800円(前年比9.1%安)、中値7776円(同5.9%高)、安値5400円(同4.2%高)だった。

 同社の石戸谷繁副社長によると、大玉に人気が集中した一方で、小玉は振るわなかったという。石戸谷副社長は「生産者にはじっくり焦らずリンゴに味を乗せてほしい。大粒リンゴの出荷を期待している」と述べた。

東奥日報社

最終更新:8/3(木) 15:30
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