ここから本文です

ドイツ銀、EU離脱で計画が形に-英国勤務の2人に1人の職にリスク

8/2(水) 5:05配信

Bloomberg

英国の欧州連合(EU)離脱に対応するドイツ銀行の計画が具体的な形になってきた。同行は今後数年の間に英国内の職のほぼ半分を欧州大陸に移す方針だ。計画について説明を受けた複数の関係者が明らかにした。

行内での計画だとして匿名を条件に関係者が述べたところによると、可能性の高い基本シナリオでは約4000人の職が移り、その大半はフランクフルトとベルリンに行くという。移動は当局の承認を得るなどの準備を終えた後、早ければ来年から開始する見込み。最終決定はしておらず、英国とEUの交渉結果次第でまだ変わり得ると関係者らが述べた。

英国とEUの交渉が遅々として進展せず、ロンドンが欧州単一市場から締め出される可能性に気をもむ銀行は、緊急計画を発動させ大陸に拠点を設置しつつある。受け入れ先としてはフランクフルトとダブリンの人気が高い。

ドイツ銀の担当者はコメントを控えた。

シルビー・マセラット最高規制責任者は4月に、英国のEU離脱に関連し最大4000人の職が英国で失われる可能性があると発言。特に、EU内の顧客に対面するフロントオフィス従業員と関連のリスク管理担当者が対象だとしていた。昨年の年次報告書によると、ドイツ銀のロンドンの従業員数は7000人程度、英国全体では約8500人。

ドイツ銀はまた、現在は帳簿上ロンドンにあるトレーディングと投資銀行業務の資産の大きな部分をフランクフルトに移管する準備をしている。約3000億ユーロ(約39兆3300億円)相当を移す見込みだと事情に詳しい関係者が先月述べた。

ジョン・クライアン最高経営責任者は先週ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、英EU離脱が同行のロンドンでの存在にどう影響するか「本当に分からない」と語った。

ただ、ロンドンを引き払う考えはないもようだ。ドイツ銀は英国での新本部とするためロンドンの金融街シティーで建設中のビルの賃借契約を結んだ。貸主のランド・セキュリティーズ・グループが1日に明らかにしている。契約期間は25年。

原題:Deutsche Bank Brexit Plans Firm Up With 1 in 2 U.K. Jobs at Risk(抜粋)

Steven Arons, Jan-Henrik Foerster

最終更新:8/3(木) 0:36
Bloomberg