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【個別銘柄】減益決算カシオや日立造が大幅安、古河電工やANA高い

8/3(木) 11:46配信

Bloomberg

3日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

カシオ計算機(6952):前日比7%安の1716円。2017年4-6月期(第1四半期)営業利益は前年同期比7.6%減の65億6600万円だった。モルガン・スタンレーMUFG証券は、時計事業の売上高が9%減だった点はサプライズと指摘。時計がかつての2桁成長を期待できる状況ではない点に、株価はネガティブに反応するとの見方を示した。投資判断は「イコールウエート」を継続。

日立造船(7004):7.3%安の535円。4-6月期の経常損失は49億9200万円と前年同期の34億600万円から赤字幅が拡大した。東海東京調査センターの大平光行シニアアナリストは電話取材で、業界の特徴として利益は下期偏重のため、第1四半期の実数値の悪さ自体に驚きはないものの、受注が減少しているため期待感は出にくいと指摘。6月以降は株価が戻り歩調にあったため、売られやすかった面もあるだろうとの見方を示した。

古河電気工業(5801):14%高の5650円。18年3月期営業利益予想を370億円から430億円に上方修正すると2日発表した。市場予想は411億円。野村証券は、7-9月期以降の為替前提は1ドル=105円、下期の業績予想は変更しておらず、上方修正した通期計画は保守的と指摘。旺盛な北米の光ファイバ需要の成長は、まだ中期的な成長サイクルの初期段階で、情報通信の中期成長への期待の高まりやそれ以外の分野での低採算製品の絞り込みなどの経営改革も進展するとみる。目標株価は5500円から6300円に引き上げた。

ANAホールディングス(9202):5.4%高の409円。4-6月期の営業利益は前年同期比80%増の254億円と、市場予想の182億円を上回った。国内線はゴールデンウィーク期間の利用増などで回復基調、ビジネス利用などで国際線も好調だった。SMBC日興証券は、国際線、国内線、貨物事業ともに売り上げが強含みと評価。国内線では割引価格帯運賃の拡充で新たな需要の掘り起こしが奏功したもようで、第2四半期以降も好調な需給環境は継続するとみる。

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最終更新:8/3(木) 15:15
Bloomberg