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習氏の改革遂行に影響必至ー中国避暑地で長老と話し合う新指導部人事

8/3(木) 13:59配信

Bloomberg

習近平国家主席(共産党総書記)は向こう数日中に、中国北東部沿岸の避暑地である北戴河に入るとみられる。最高指導部が入れ替わる5年に1度の共産党大会を今秋に控え、現在の指導部や長老らと政策や人事について話し合う重要会議に臨むためだ。

1950年代に始まった毎年恒例の北戴河会議だが、今年は党大会で決まる向こう5年の指導部について長老が意見を表明する最後のチャンスの一つとなる。新たな指導部の顔ぶれは10月か11月に開催されるもようの第19回党大会で発表される。

習主席にとって、会議の持つ意味合いは大きい。既に90年代以降で最も強力な中国の指導者となった習氏だが、経済成長が鈍化し地政学的緊張が高まる中で困難な経済・軍改革を遂行できる顔ぶれを集めなければならない。チームに不和があれば、そうした取り組みに影響が及び、世界2位の経済大国が抱えるリスクを高めかねない。

中国ウオッチャーらは習氏が後継者指名の動きを示すかどうかを見極めようとしている。こうした動きが見られれば、習氏が2022年に到来する任期の延長を模索するかどうかの議論に終止符が打たれる可能性がある。

米国家安全保障会議(NSC)でアジア上級部長を務め、現在はユーラシア・グループのアジア担当マネジングディレクターであるエバン・メデイロス氏は、習氏が党大会で自身および李克強首相の後継者を指名しなければ、習氏が主導する改革に対して幅広い勢力から抵抗を生む可能性があると指摘した。

原題:Stakes High for Xi at China’s Secretive Meeting of Party Elites(抜粋)

Ting Shi

最終更新:8/3(木) 13:59
Bloomberg