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防衛相に小野寺氏、組織立て直しへ経験者起用-安倍政権

8/3(木) 15:47配信

Bloomberg

内閣改造の焦点の一つだった防衛相に自民党の小野寺五典氏が再登板する。安倍晋三首相は、南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊の日報隠蔽(いんぺい)問題で混乱した組織の立て直しを経験者である同氏に託すことになる。

小野寺防衛相は3日夜の就任会見で、安倍首相から日報問題の再発防止を徹底するよう指示があったとし、信頼回復に全力を尽くすと述べた。また、北朝鮮のミサイル対応には、反撃能力や日米協力だけでなく「総合的な能力向上が全て必要になる」として、「防衛省・自衛隊としてさまざま提言していく」と述べた。

小野寺氏は衆院宮城6区選出で当選6回の57歳。岸田派に所属している。外務副大臣などを務めた後、12年に発足した第2次安倍内閣で防衛相として初入閣。武器の国際共同開発を可能にする「防衛装備移転三原則」の決定などに携わった。

自民党内では安全保障の専門家として政策立案に関与。今年に入って北朝鮮の核・弾道ミサイル発射を念頭に敵基地攻撃能力を「保有すべく、政府において直ちに検討を開始すること」とした提言を検討チームの座長としてまとめた。

PKOの日報隠蔽問題で防衛省は、大臣だった稲田朋美氏や事務次官だった黒江哲郎氏が先月28日、岡部俊哉陸上幕僚長が8日付で辞任する事態に至った。岸田文雄氏が外相と兼務したが、稲田氏が辞任した先月28日には北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射を強行するなど緊張が高まっている。

安倍首相は3日の記者会見で、小野寺氏について「第2次安倍内閣発足以来、安全保障の立て直しに尽力してくれた」と評価。日米同盟の下で「防衛力の強化に努めてもらいたい」と語った。

第2段落に小野寺防衛相、最終段落に安倍首相の発言を追加しました.

Yuki Hagiwara

最終更新:8/3(木) 22:15
Bloomberg