ここから本文です

英中銀:成長と賃金の見通し下方修正-政策金利を過去最低に据え置き

8/3(木) 21:31配信

Bloomberg

イングランド銀行(中央銀行)は経済成長と賃金上昇の見通しを下方修正した。政策金利は過去最低の0.25%に据え置いた。

金融政策委員会(MPC)は6対2で据え置きを決めた。マカファティー、ソーンダース両委員が引き続き0.25ポイントの利上げを主張した。昨年8月の会合では0.25ポイントの利下げが決まった。

成長見通し下方修正は5月以降の景気見通し悪化を反映した。物価上昇率が賃金の伸びを上回り個人消費を圧迫していることや、欧州連合(EU)離脱交渉を巡る不透明が景気の逆風になっていると中銀は指摘した。この発表後にポンドは下落し、午後0時44分現在は前日比0.5%安の1ポンド=1.3157ドル。

中銀は目標を上回っているインフレへの対処が必要になるとの見解も示した。景気が中銀の予測に沿って推移すれば、政策金利は現在の市場の利回りが示唆するよりも「幾分大きな」引き上げが必要となるだろうと見込んだ。

今回の経済予測は引き続き、スムーズなEU離脱とともに18年第3四半期までに1回の利上げが実現することを前提としている。最新の予測では17年の成長率を1.7%、18年を1.6%とし、従来の1.9%と1.7%からそれぞれ下方修正した。

1970年代以来の低い失業率にもかかわらず、賃金の伸びが加速する兆候はほとんど見られない。インフレの影響で実質賃金は今年0.5%減少すると中銀は予想した。18年の週平均賃金の上昇を依然見込むものの、想定よりも遅いペースになるとみている。

インフレ率は今年10月に約3%でピークを付け、20年には2.2%前後まで低下すると予想した。中銀目標は2%。

国債と社債の購入プログラムについては全会一致で現状維持を決めた。満期償還金の再投資も続ける。

政策金利に近い水準で銀行に資金を供給するタームファンディングスキーム(TFS)は終了させることを決めた。

原題:BOE Cuts Growth Forecasts as Rate Kept at Record Low (Correct)(抜粋)BOE Cuts Growth, Wage Forecasts as Rate Kept at Record Low (2)

David Goodman, Jill Ward

最終更新:8/3(木) 21:31
Bloomberg