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のろま人形公演 親子で笑い合い 新穂歴史民俗資料館

8/4(金) 10:46配信

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 夏休みの時季に合わせて企画された、江戸時代に上方から佐渡に伝わったとされる人形芝居「のろま人形」の公演が佐渡市新穂瓜生屋の新穂歴史民俗資料館で行われており、親子連れらに好評だ。14日までの週末を中心に開催され、佐渡弁を交えた滑稽な伝統芸能に触れることができる。

 公演は、伝統芸能の継承と地域活性化を目的に、昨年に引き続き、佐渡市などが企画した。新穂地区を拠点に活動する「広栄座」「新青座」「末広座」の3団体が7月下旬の週末から日替わりで演じている。

 のろま人形は、芝居の幕あいに演じられ、狂言芝居ともいわれてきた。人形遣いによるコミカルな掛け合いが特徴。登場人物は4人で複数の演目があるが、いずれも主人公は愚鈍な「木之助」で、最後は裸にされて放尿するのがオチだ。

 30日は、広栄座が代表的な演目「生地蔵(いきじぞう)」を上演。四国遍路に旅立つ「下の長者」が腹黒い「仏師」にだまされて、生地蔵に仕立てられた木之助を持ち帰る物語。佐渡弁丸出しのせりふと掛け合いに笑いが起こった。

 佐渡市春日の会社員女性(43)は「分かりやすくて面白い。佐渡にいてもなかなか見る機会がないのでよかった」と話し、娘(6)は「最後、おしっこを出す場面にびっくりした」と目をまるくしていた。

 広栄座の霍間和夫座長(83)は「喜んでもらえると励みになる。興味を持ってもらい、伝統を引き継ぐきっかけになればいい」と期待する。

 公演は13日までの土日祝日と14日に開催。1日1演目の上演だが、最終日の14日は合同公演で3団体が三つの演目をそれぞれ演じる。午後1時15分から。高校生以上500円、小中学生300円(入館料含む)。伝統芸能の春駒も合わせて披露される。

 問い合わせは佐渡観光協会、0259(27)5000。