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43年ぶりに理論実証=ニュートリノの反応検出―国際チーム

8/4(金) 3:05配信

時事通信

 1974年に理論予測されたものの、40年以上実験で確認できなかった「ニュートリノ原子核コヒーレント弾性散乱」(CENS)と呼ばれる現象を、米オークリッジ国立研究所などの国際研究チームが初めて検出し、3日付の米科学誌サイエンスで発表した。謎の多い素粒子ニュートリノの性質を知る手掛かりになるという。

 ニュートリノは質量が極めて小さく、他の物質と反応する確率も非常に小さい。ただ比較的小さなエネルギーのニュートリノであれば、他の物質との反応確率が高まるという理論が74年に提唱されていたが、実際の検出は難しく実証されていなかった。

 国際研究チームは、原子核の大きさが適度で、反応を検出しやすい性質を持ったヨウ化セシウムを標的に用いた検出器を開発。ニュートリノを反応させる実験を15カ月間実施した結果、CENSが理論通り起きていることを確認した。 

最終更新:8/4(金) 3:10
時事通信