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西武26年ぶり12連勝!これが辻監督流改革

8/4(金) 16:30配信

東スポWeb

 西武が3日の楽天戦(メットライフ)に8―1で快勝し、7月21日の日本ハム戦(札幌ドーム)から4カード連続の3連勝に成功。1991年8~9月以来、26年ぶりとなる12連勝を飾った。「今の選手は頼もしい」とうなる辻発彦監督(58)の“教えすぎずに見守る”意識改革が着実に実を結び始めている。

 エース・菊池が左腕最速となる158キロをマークするなど8回1失点で11勝目を挙げ、打線が11安打8得点の猛攻での横綱相撲。貯金を今季最多の18とし、2位・楽天との差を4ゲームに詰めた辻監督はしきりに選手の成長を口にした。日本記録の4打席連続本塁打は逃したが、3安打3打点と爆発した山川はその筆頭株だ。

「山川はフルスイングしているように見えて、追い込まれたらコンパクトにしっかり打っている。本塁打を狙っていっても切り替えてああいう打撃ができるというところが彼の成長じゃないかな」

 7回に駄目押し三塁打を放った源田は新人らしかぬ働きで貢献している。

「源田の成長ぶりはサードに走者がいる時にいかにかえすかというところ。犠飛は難しいけど、変化球を強引に行かずにコンパクトに叩くという打ち方が前進守備の上を越える三塁打になった」

 内野手登録ながら外崎は今季は外野も守っている。「外崎は外野に行って成長した。あいつの魅力は脚力とメシをいっぱい食う元気なところ。野球小僧みたいだけど、その中で彼も成績を残さなきゃいけないし、結果でレギュラーをつかんだのは大きな成長ですよ」

 辻監督の指導法は教えすぎず、選手の成長をただ見守ること。「こっちが全部サインを出して動かした方が簡単で確実。ただ、それでは選手は考えないし成長もない。自分がどうやってこの世界で生きていくのかは自分で考えないと」というポリシーはキャンプから一貫しており、その象徴ともいえる一例がリーグトップ、28盗塁の源田がすべての盗塁をノーサインで走っていること。必要最低限、相手投手のけん制の傾向だけをインプットし「待て」のカウント以外は「行けたら行け!」のグリーンライトでスタートを切っている。

 源田はプロ入りして一番の成長を「野球をよく考えるようになりましたね」と言い、またこの2試合で6安打7打点の大暴れだった山川は「もちろん今の好調は維持していきたいけど、必ず悪い時期はくる。そういう時でも毎日同じことの繰り返しだと思うのでルーティンを大事にしていきたい。試合より練習の考え方を大事にしていきたい」と語った。

 選手個々の着実な成長を実感しながら破竹の快進撃を続ける辻西武。4日からはここまで5勝10敗と負け越している首位・ソフトバンクとの3連戦を迎える。

最終更新:8/4(金) 16:30
東スポWeb

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