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9戦8発と爆発 燕バレンティンのメジャー復帰は叶うのか

8/4(金) 12:04配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 3日の巨人戦で勝ち越しの22号2ランを放ち、これで最近9試合で8本塁打。ヤクルトのバレンティン(33)が確変モードに突入している。

 13年に60本塁打で日本最多記録を更新。15年を除いて全シーズンで30本塁打以上を記録している大砲助っ人は、今年のWBCでもオランダ代表の4番として、打率.615、4本塁打、12打点と大当たり。昨オフにヤクルトと結んだ契約は1年300万ドル(約3.3億円)プラス出来高で、本人は「メジャーでプレーする機会があれば考えたい」と米球界復帰に意欲を見せている。

 とはいえ、今年33歳。外野手は強打のライバルも多い。実際に獲得に乗り出す球団はあるのか。アメリカ野球愛好会副代表で法大講師の鈴村裕輔氏はこう話す。

「対左投手用のDH要員か第4の外野手という形で1年250万ドル(約2.8億円)から最大400万ドル(約4.4億円)程度なら獲得に乗り出す球団はあるかもしれません。ただ、向こうでバリバリ働くのは簡単なことではないでしょう。獲得するとはいっても、球団はあくまでリスクヘッジの一環と考えるはずです」

 鈴村氏が続ける。

「バレンティンは60本塁打を打った全盛時でさえ、メジャーからあまり良い条件を提示されなかったそうです。かつて阪神に所属したフィルダー(入団時にメジャー通算31本塁打)とは違い、彼はメジャー時代に実績を残していない(3年間で通算15本塁打)。日本でいくら打ってもメジャーでは難しいだろうと色眼鏡で見られがち。あの松井秀喜でさえ、メジャーでは30本打つのが精いっぱいと球団は考えています。しかも彼は今年、右太ももの肉離れで離脱するなど故障がちなところもある。メジャーに戻ったとしても競争は激しく、ベンチを温め続ける可能性もある。かといって、1年やって日本に戻りたいと言っても、これまでのような高い給料を出す日本の球団があるかどうか。お金を稼ぎたいというなら、日本に残るのがベターでしょう」

 何だかんだで来季も日本でプレーしているかもしれない。