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サニブラウン ボルト超え夢じゃない レイダー氏「今まで見た18歳で一番」

8/4(金) 6:04配信

デイリースポーツ

 「陸上・世界選手権」(4日開幕、ロンドン)

 陸上の世界選手権は4日(日本時間5日未明)、英国・ロンドンで開幕する。初日から行われる男子100メートルには男子短距離のスーパースター、ウサイン・ボルト(30)=ジャマイカ=が出場。今大会限りでの引退を公言している“人類最速男”が個人種目ラストランに臨む。日本選手権2冠のサニブラウン・ハキーム(18)=東京陸協=は2日、本番会場で初調整。ケンブリッジ飛鳥(24)=ナイキ=と多田修平(21)=関学大=も軽めの調整を行った。

【写真】怪物サニブラウン、あっさりボルト超え 世界を震撼

 “人類最速男”が負ける!?個人種目ラストランとなる100メートルで大会単独最多となる4度目の優勝を狙うボルトだが、今季は背中の違和感もあり調整が遅れ気味だ。

 今大会前最後の実戦だった7月21日のモナコ国際で今季世界ランク7位タイとなる9秒95をマークしたが、自身が持つ世界記録9秒58には遠く及ばない。有終の金メダルはおろか、表彰台争いにも不安を残す。

 ボルトの引退を前に、短距離界の勢力図は大きく変わりつつある。15年北京世界陸上、昨夏リオ五輪ともに銀メダルの35歳、ガトリン(米国)は今季も全米選手権を9秒95で制圧。健在ぶりをアピールしたが、20代の選手がそれを上回る勢いで台頭してきている。

 今季世界最高の9秒82をマークした21歳のクリスチャン・コールマン(米国)を筆頭に世界ランク6位までを20代が独占。リオ五輪銅メダリストで6月に4・8メートルの追い風参考ながら9秒69をマークしたアンドレ・デグラッセ(22)=カナダ=は肉離れで欠場したが、次世代を担う新星たちが30歳の王者の牙城に挑む。

 日本勢3人にも期待がかかる。日本選手権2冠のサニブラウンは2日、会場でスタート練習などを行った。拠点とするオランダで指導するレイダー氏は、「今まで見た18歳の中で一番いい選手」と素質を絶賛。「状態はいい。日本選手権(10秒05)よりもタイムが出るのではないか。9秒台の可能性もないとは言わないが、今回はラウンドを重ねることが大事。決勝を狙わせたい」と自信を見せた。

 16歳の史上最年少で200メートルの準決勝まで進んだ15年北京大会から2年。日本の“怪物”が、再び世界に衝撃を与えるか。