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初代ロードスターが「よみがえる」 マツダの新サービス

8/4(金) 14:22配信

ITmedia ビジネスオンライン

 マツダは8月4日、小型オープンスポーツカー「ロードスター」初代モデル(NA型)のレストア(修復)サービスを開始すると発表した。走行性能を修復するレストア事業と、廃盤となったパーツの復刻版の販売事業から構成されるサービスで、「初代ロードスターのオーナーに、より長く大切に乗り続けてもらうための施策」(マツダ広報担当者)という。

【メンテナンスのトライアルの様子】

 2017年内に受付を開始し、18年初頭からサービスを始める予定。料金体系は未定。

 初代ロードスターは1989年発売。30年弱が経過した現在でも、新車で購入後に乗り続けている年配層や、中古市場で入手した若年層など、幅広い層が約2万3000台を“現役”で使用しているという。

●状態に合わせたメンテナンスを提供

 レストア事業では、マツダはこうした初代ロードスターファンからニーズを聞き、同社の工場で車体の状態に合わせた整備を実施。車体をオリジナルに近い状態にリフレッシュするとしている。

 マツダの広報担当者は「特に中古店で購入されたオーナーの場合、車体を開けるとマフラーなどが他社製品に取り換えられているケースが存在する。レストア事業では、こうした装置をオリジナルのものに戻すほか、老朽化対策などのメンテナンスを行っていく」と話す。

ブリヂストンなどサプライヤーも協力

 パーツ再供給事業では、ブリヂストン製タイヤ「SF325」、NARDI製ウッドステアリング/シフトノブなど、サプライヤーが初代ロードスターに提供していたパーツの復刻版を販売していく予定。

 ブリヂストンの広報担当者は「復刻版『SF325』では、タイヤのみぞの位置などのデザインを再現した。ゴムや骨組みは最新のものを使用しているため、耐久性などは向上している。『初代ロードスターファンの期待に応えたい』というマツダの理念に共感し、パーツの提供を決めた」と説明する。

●レストアサービスはマツダ史上初

 レストアサービスを展開するのはマツダ史上初。同社はドイツなど数カ国で車検サービスを提供している第三者検査機関の独TUV Rheinlandのサポートのもとでトライアルを実施し、品質検証を行ったとしている。

 今後の展望について、マツダの広報担当者は「他の車種を対象としたレストアサービスを展開する可能性はゼロではないが、まずは今回提供するレストアサービスをより良いものにしたい」と話している。