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WBO世界フライ級新王者の木村翔が会見 完全敵地の上海で王座獲得

8/4(金) 17:28配信

デイリースポーツ

 7月28日に中国・上海でWBO世界フライ級王者・鄒市明(ゾウ・シミン=中国)を11回TKOで下し、新王者となった木村翔(青木)が4日、有吉将之会長とともに都内の日本ボクシングコミッション(JBC)で改めて記者会見を開いた。WBOからチャンピオンベルトも届き、安河内剛JBC事務局長から授与された。

【写真】敵地で大金星の木村翔、左ストレートさく裂

 海外での世界王座獲得は2013年8月に亀田和毅(亀田)がフィリピン・セブ島でWBO世界バンタム級王者になって以来。完全敵地での獲得は1981年11月、三原正(三迫)が米国でWBA世界スーパーウエルター級王者になって以来の快挙だった。

 試合から1週間、ようやくベルトを手にした木村は「本当に重いですね。どんどん実感が湧いてくる。1日でも長くチャンピオンでいたい」と満面の笑みを浮かべた。試合中、偶然のバッティングでカットした右目上は帰国後9針を縫い治療中で「3週間は休みたい」と話した。

 有吉会長は「まだ夢の中にいるよう。本当にうれしい」と感無量の面持ち。「流血がひどくて、特に6回はドクターチェックが長かったので止められるのではと不安だった。あそこでストップされたら(ポイントで)負けていた」と言う。

 その後「このラウンドが最後のつもりで行け」と送り出された木村は「特に11回はあと2ラウンドしかないと思ったのがでかかった。最後は練習してきたことが全部出た。下をたたいて上を返す。最後は上を1から6まで打っている。みんな会長のミットでやったこと。疲れていたけど無意識で攻撃できた」と、TKOしたラウンドを振り返った。

 今後は指名試合が有力で、現在1位は五十嵐俊幸(帝拳)。JBCはWBOに対し、指名期限と有資格者を問い合わせ中という。また、鄒とのダイレクト・リマッチの可能性もあるという。

 08年北京、12年ロンドンと五輪2大会連続で金メダルを獲得した中国のスーパースターからベルトを奪い、在日中国人の注目を集めている。「帰国してから中国の人から声をかけられたり写真を撮ってくれと言われます」と笑った。