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「STAR SAND」監督が満島真之介や吉岡里帆を往年のハリウッドスターになぞらえる

8/4(金) 20:42配信

映画ナタリー

日豪合作映画「STAR SAND-星砂物語-」の初日舞台挨拶が、本日8月4日に東京・ユーロライブで行われ、キャストの織田梨沙、満島真之介、三浦貴大、吉岡里帆、監督のロジャー・パルヴァースが登壇した。

【写真】織田梨沙(他32枚)

パルヴァースが自身の小説を映画化した本作は、1945年の沖縄と2016年の東京を舞台に、戦争の悲劇と人々の日常を描くヒューマンドラマ。昭和42年に初めて日本を訪れたというパルヴァースは流暢な日本語で「あれから50年経って、やっと自分のライフワークとも言えるこの映画を作ることができました。日本人をはじめ世界中の人に届いてほしい」と挨拶。

続いてキャスト陣がそれぞれの役柄への思いを述べる。主人公である16歳の少女・洋海を演じた織田は、「ヒロインの……あれ? もう一度質問お願いします……」ととても緊張した様子。満島が優しくフォローし、織田は気を取り直して「戦時中の16歳と現代の16歳は……違うのかなって考えて。彼女のバックボーンを……意識して演じました」とたどたどしく話す。満島は「この感じがいいんですよね!」と織田のフレッシュさに笑みをこぼす。

洞窟で暮らす脱走兵の隆康に扮した満島は、過去に何度か沖縄戦を描く作品のオファーをもらっても出演する勇気がなかったと述べ「なぜなら僕自身がクオーターで、沖縄戦がなかったら生まれなかったんですよ」と明かす。「目の前には銃弾がまだ体に残ってたり、腕のなかったりするおじいちゃん、おばあちゃんが笑顔で『なんくるないさー』『ぬちどぅたからよー(命こそ宝)』って話す人たちが当たり前のようにいて」と満島は自身の出自と沖縄の歴史の狭間にいたという。そして「だからこそアメリカ出身のロジャー監督が、日本語で映画を作るという勇気に一緒に乗っかりたいなと思ったんです」と出演理由を明かした。

隆康の兄である一を演じた三浦は、満島を「とんでもないおしゃべり」とし、沖縄での撮影時のエピソードを披露。「撮影現場からホテルまで2人で歩いて帰ったんですよ。それが1時間以上かかるんですけど、まあしゃべりっぱなしで(笑)。でも牛にオリオンビールをあげたりして楽しかったです」と笑いを誘い、満島は「あの牛美味しく育ったかなー」と回想していた。

2016年パートで大学生の志保を演じた吉岡は「私だけ沖縄行ってないんで、ぜんぜん話に入れなくて……」とほかの3人がうらやましげな様子。吉岡は自身のクランクアップの日に初対面の三浦が星砂と花を渡してくれたことを明かし「それだけでもすごいうれしかったんですけど、実は織田さんと満島さんも、撮影が終わるのを待っててくれたみたいで。雨で押しちゃって会うことはできなかったんですけど……」と話し、本日の舞台挨拶で会えるのを心待ちにしていたという。

そしてイベントも終盤、本日登壇したキャスト4人が初めてそろったことに感無量の様子のパルヴァースが4人を往年のハリウッドスターに例える一幕も。「三浦さんがロバート・ミッチャムで、真ちゃんはカーク・ダグラス。梨沙さんはエリザベス・テイラー、そして吉岡さんはなんと言っても日本のオードリー・ヘプバーンですよ」と熱弁し彼らの今後の活躍を願った。

「STAR SAND-星砂物語-」は、全国で順次ロードショー。



(c)2017 The STAR SAND Team

最終更新:8/4(金) 20:42
映画ナタリー