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アワビ稚貝放流 沿岸部に5万2000個

8/4(金) 9:48配信

福島民報

 東日本大震災後、5年目となる福島県沖でのアワビ稚貝の放流が3日、始まった。いわき市、相馬市、新地町の沿岸部13地区の海域で計約5万2千個の稚貝が放流される。
 放流事業は、県栽培漁業協会が2013(平成25)年から県外の水産施設を借りて再開している。今回の稚貝は岩手県の施設で生産し、2日にいわき市の県水産試験場に運び込んだ。
 試験場でいわき市、相馬双葉両漁協組合員に3.5センチほどの稚貝が引き渡され、各海域で放流を開始した。放流は4日までに完了する予定。協会によると、稚貝は県漁業調整規則で採捕が認められる殻長9.5センチを超える大きさに約三年で育つ見通しという。
 相馬市と新地町にまたがる相馬中核工業団地では、2018年度中の完成を目指して県水産種苗研究・生産施設の整備が進んでいる。震災の津波で全壊した大熊町の旧水産種苗研究所に代わる施設で、協会の尾形康夫理事長(59)は「福島県内で種苗生産が早期再開できるよう準備を進めておきたい」と話した。

福島民報社

最終更新:8/4(金) 10:22
福島民報