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住友電工/HV用巻線の海外生産検討/中国・北米など視野に

8/4(金) 6:04配信

鉄鋼新聞

住友電工はハイブリッド自動車などの駆動用モーターに使われる平角巻線の海外生産を検討している。顧客の将来的なグローバル展開に対応するため、中国や北米での製造を視野に入れている。ハイブリッド車や電気自動車の市場は世界的に拡大する見通し。関連製品は需要増が見込まれる。井上治社長は「自動車の需要地でしっかり供給できる体制を作っていかなければならない」と話している。海外生産は2018年度からスタートする次期5カ年中期計画の期間をめどに検討する。
 同社では現在、駆動用モーターの小型化や燃費改善に貢献するハイブリッド自動車用平角巻線を日系自動車メーカー向けに供給。現在は子会社の住友電工ウインテック(滋賀県甲賀市)で製造しており、ラインはフル生産となっている。将来的には世界でハイブリッド自動車・電気自動車の需要が増加し、日系自動車メーカーの海外生産が進むと分析。海外でニーズが立ち上がった際に現地供給し、コストや納期面での対応力を高めていきたい考えだ。
 中国についてはハイブリッド自動車用以外の巻線を生産している既存拠点での製造を検討。北米では生産を視野に入れた調査を行っている段階にある。北米ではメキシコの車載電線工場や、米国で過去に巻線を製造していた工場建屋などでの生産などが選択肢となっている。今後は顧客の動向を見定めながら検討を進める。

最終更新:8/4(金) 6:04
鉄鋼新聞