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広島カープ応援野菜 「Carpy」生産拡大 固定価格で買い取り 全農ひろしま

8/4(金) 7:01配信

日本農業新聞

 カープ応援野菜「Carpy(カーピー)シリーズ」の生産が広がっている。JA全農ひろしまとプロ野球球団、広島東洋カープのコラボレーション商品で、「こどもピーマン」とズッキーニ、ミディトマトの3品目。全農ひろしまが進める「結び付き販売」の一環で、固定価格で買い取りスーパーへ契約販売する。今年は生産者、栽培面積ともに増え、一層の販売拡大に期待がかかる。

 同シリーズの栽培面積は、苦みを抑えた「こどもピーマン」が前年の2.5倍の1.2ヘクタール、ズッキーニが2.1倍の19アール、ミディトマト10アール。

 JA庄原管内では今年、「こどもピーマン」が42アール増えた。庄原市の菊農家の長田健大さん(23)は、15アールで800株を栽培する。出荷量2.5トンを目標に、今後の面積拡大も視野に入れる。長田さんは「全農の買い取りなので販売先の心配がなく、安心して作れる」と評価する。

 市内でホウレンソウ、アスパラガスなどを栽培する名越桂介さん(39)は、昨年までズッキーニを直売所出荷用に20株ほど栽培していた。今年から同シリーズで出荷するため、200株まで増やした。新たな出荷先としてJAから提案され、「売れ残る可能性がある直売所に比べ、確実な収入になる」と考えた。

 名越さんは「ズッキーニ自体の認知度も年々高まっており、いいタイミング。カープの勢いに乗り、たくさん売れてほしい」と期待する。

 JA庄原園芸課の藤原利晴課長は、「買い取り販売を増やすことで生産者手取りの安定につながる。段階的に管内全体へ産地を広げていきたい」と力を込める。

 全農ひろしま園芸課の竹林茂幸担当は「スーパーなど販売先からの需要は多い。しっかり販売して、生産者やJAの期待に応えたい」と意気込む。

 出荷は、ミディトマトが7月で終了。ズッキーニが8月中旬まで、「こどもピーマン」は9月下旬までの見込み。

日本農業新聞

最終更新:8/4(金) 7:01
日本農業新聞