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4年で3000万円超! アメリカの大学が学費は高くても、コスパが最高な理由

8/4(金) 12:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

アメリカで最も学費の高い大学が、カリフォルニア州クレアモントにある。小さなリベラルアーツ・スクール、ハーベイ・マッド大学(Harvey Mudd College)だ。

【画像】ハーベイ・マッド大学の学費は恐ろしく高い。

1年間にかかる学費、寮費、その他の費用は、合算すると7万4428ドル(約830万円)に上り、4年間通えばその額は25万ドルを優に超える。

約800人の学生が在籍する同大学は、数学・科学・工学の専攻を設けており、ハードサイエンスの学位取得を目指す学生にとって、全米最高の大学の1つと見なされている。

クレアモントには、5つの大学と2つの大学院大学からなる「クレアモント・カレッジズ・コンソーシアム」がある。このコンソーシアムにはハーベイ・マッド大学の他、クレアモント・マッケナ大学(Claremont McKenna College)、ピッツァー大学(Pitzer College)、ポモナ・カレッジ(Pomona College)、スクリプス大学(Scripps College)、クレアモント大学院大学(Claremont Graduate University)、ケック応用生命科学大学院大学(Keck Graduate Institute of Applied Life Sciences)が参加。いずれかの学生であれば、他大学のクラスを自由に受けることができる。

ハーベイ・マッド大学は、学問に対してユニークなアプローチを取る。学生に対し、専攻の必修科目と同じだけの人文科学の科目を履修させることで、卒業までにリベラルアーツを体得するよう要求するのだ。

ハーベイ・マッド大学はそのコアカリキュラムを「アカデミック・ブートキャンプ」と表現する。数学、物理学、化学、生物学、コンピューターサイエンス、工学といったSTEM教育に加え、文章力と批判的思考を学ぶことで、幅広い科学的基礎知識と、分野を超えた思考及び問題解決能力を学生に授けるという。

USニューズ&ワールド・レポートによると、ハーベイ・マッド大学は合格率約13%という狭き門だ。学生の男女比は女性46%、男性56%で、教員1人あたりの学生数は8人だ。

男子学生の割合は多いものの、伝統的に男性優位の分野において、同大学の女性は強い存在感を示している。

ハーベイ・マッド大学が2016年に輩出したコンピューターサイエンス専攻の卒業生は、史上初めてその過半数を女子学生が占めた。Computing Research Associationによると、全米でコンピューターサイエンスを専攻する学部生の84%以上は男性だ。

ハーベイ・マッド大学の学費は高額だが、ここで学位を取得する価値は大いにありそうだ。同大学は、コストパフォーマンスの高い大学ランキングの常連校であり、卒業生の10年後の年収は、ハーバード大学やスタンフォード大学の卒業生よりも高い。

[原文:The most expensive college in America is a tiny STEM 'bootcamp' outside Los Angeles whose graduates out-earn Harvard and Stanford alums]

(翻訳:Keitaro Imoto)